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Memory.
__Memories disappear quickly.
But, I can't just forget about you.
少女は独り、呟いた。
今日習ったばかりの不器用な英語を使って。
きっと、これも忘れてしまうのだろう、という虚無を感じながら。
僕みたいな、
満月じゃなくて
三日月みたいに未完成な僕みたいなのでも
生きることができている。
何故だろう。
分からない。
分かれない。
周りの人たちにも、毎日毎日心配されるような
不格好な僕でも。生きてい______