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また会おう日まで、バイバイ!!

高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて

働きながらユウリを支えるも裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?

迷いながら日々奮闘する雪と家族の物語です


意識を、とり戻した凡人は、雪に付き添われ


リハビリテーションへと、ゆっくり歩いていました。




「ねえ?大丈夫?無理してない?」


「あ、、うん、、」


「辛くない?」


「いや、、大丈夫」


「車椅子、、乗る?持って来ようか?」


「いや、、いい」


「本当に?足元大丈夫?、、私に摑まってね!!」


覚束ない足で必死で歩く凡人に付き添う


雪は、心配そうに見守っていました。


三日前


意識が戻ったばかりの凡人を置いたまま


日本に帰国するなんて、後ろ髪を引かれる思いの


雪は、その日の内に、アトリエで待つスタッフ達に


今の状況を説明して、仕事不在の期間が長くなる旨を伝えると


皆は快く引き受けてくれました。


そこから、毎日病院に通い、リハビリに付き合う雪は


凡人がある程度、回復した姿を確認した後


帰国しようと滞在期間ギリギリまで、寄り添っていました。


「雪さん、ごめんなさい。迷惑をかけます。」


「何を、言ってるんですか?」


「両親も、最初に見舞いに来ただけで、そのまま雪さんに頼ってしまって


それから、一度も来ないし」


「ああ、、ご両親には私が、任せて下さいって言ったからね」


「いやいや、、ダメですよ。こんな俺なんか、ほっといて


早く日本に帰って下さい。皆に迷惑かけてしまってる上に


雪さん迄、引き留めてしまってる俺なんか置いて行って下さい」



「はいはい、、良いから良いから、、さあ行きますよ」


凡人は、申し訳なさそう表情には変わり有りませんが、何処となく


雪が付き添い、傍にいくれている事に、安堵した穏やかな


顔で、ゆっくりとした歩調で、リハビリテーションセンターへ


向かいました。



その頃


悠は、義母二人と義父と共に


招待された悠里達の最後のライブを観にいってました。


このバンド、フリーウィーリング_Y(freewheeling_Y)で


活動するのは、本当に本当に最後


滞在期間を延長してなければ雪も、居たであろう?この場所に


悠達は、悠里の晴れ姿を見届けようとしていました。



このライブハウスは、無名時代からの応援してくれていた


聖地的な場所、中は100人も入ると、身動きできないくらいの


広さの中で、そこに、メンバー達が一人一人登場すると


ボルテージは、最高潮


「きゃ!!ユウリ!!ユタカ!!」


「お!!お!!お!!」


「色々な歓声が、飛び交う中、最後に登場したユウリが


チケットに当たった限定されたファンに向けて語り出しました。


「皆!!今日は、俺達の為に来てくれたありがとう!!


今まで見捨てることなく俺らの事を応援してくれて本当に


感謝している。」


長々と皆に向けて、謝罪と感謝を述べ、、そして次のステップに向けて


自分がバンドから、脱退する旨を伝えるユウリの言葉に


歓声から、、すすり泣きの様な声に変って行きました。


が、その時、場の雰囲気を変えたのが、メンバー達三人でした。


「皆!!ユウリを応援してやってな!!」


「こいつのステップアップなんだ!!頼むぜ!!」


「笑顔で、送り出してな!!」


その言葉に、おおお!!イエイ!!と声援が飛び出しました。


「ガンバ!!」


「これからも、応援する!!」


などなど、、誰も後ろ向きな言葉はありませんでした。


その様子を傍らから、眺めていた悠は、自然と涙が止まらなくなっていました。


自分が何故、涙が流れていたのか?


「あれ?何で涙が出てるんだかなぁ?」


「悠ちゃん?大丈夫?」


泣いている悠に気づいた、義母達が、心配して声を掛けましたが


悠は、止まらない涙を拭くことなく、悠里達から眼を逸らす


事は、有りませんでした。


皆に見守られながら、、フリーウィーリング_Yとして最後の


ライブを終わらせた


ユウリ達は皆に向けて言い放ちました。


「皆!!元気で、また会う日まで、、バイバイ!!」
















いつも読んで頂き有難うございました。


2022年皆さんよいお年をお迎えくださいませ。


今年もありがとうございました。

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