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新しい家族、大きな渦の中に飲み込まれる

高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて

働きながらユウリを支えるも裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?

迷いながら日々奮闘する雪と家族の物語です

俺は、夏菜子が放った言葉を、茫然と聞く事しか、、出来なかった。

頭の中が、グラグラ、グルグルと、、、、、

ああ、、、

自分の不甲斐無さに吐き気がしてくる

そして、只ぼんやりと、、一か月前の出来事を、思い浮かべるのでした。


遡る事1か月前、何カ月振りに、会えた息子悠と

休暇を利用して、何処へ行こうした日に

待ち合わせた時間や、、実家へも行けず

約束を果たせないまま

夏休み期間は、終わってしまい、、未だに会う事が出来ていない


あの時、、、

人に流され取り返しのつかないことをしてしまい

大切な人を、失い後悔した日々

これから先は、、自分が何をすべきか?

何を最優先して行くか?自分を戒めていたのはず、、だった、、。

だがあの時、、

断り切れないまま、、、俺は勢いで、、

可なりのアルコールを身体に入れ、、た

その後は、記憶が全く無く、、電話の音で

目が覚めると、ベッドの中、、どうやって辿り着いたのか

覚えが無い、頭はガンガンして、、最悪な状態

だけど、何か忘れている、、、?と、考え込む、、?


その時、ああ、、!!そう、、そうだった

待ち合わせの時間、、、悠に連絡するはずだった!!と


飛び起きた瞬間、、あの夏菜子の声

どうしたの?

声のする方へ視線を向け、、お、俺は、、!!!

え、え、え、、同じベッドに寝ている夏菜子の姿!!

トンカチで殴られた様な衝撃と、ガンガンする頭で

必死に問いかけていた

どうしてここにいる!!何故俺のベッドで寝てるんだ!!と

すると、夏菜子は俺の顔を見て平然と答えた


え?昨晩の事、、覚えてないの?ユウリが頼んだんだよ

一緒にいてくれ。帰らないでくれって、、

腕を掴んで、離さなかったから仕方なく、、いたんだよ!!

本当に、、記憶ないの??


その後は、、どうしたんだった、?

体調は最悪な状態、吐きそうな気持ち悪さ、、だが、必死に電話を探し

直ぐに、、悠へ、一緒に遊びに行くはずだった予定のキャンセルの電話をした。


それから、1か月余り過ぎた頃、

事務所の一室で、先程、夏菜子の口から、、、子供が出来た様だと告げられた。

他の仲間達が、席を外して二人になった時の出来事だった。


その2時間後、

波羅社長に呼び出された二人は社長室のソファに座っていました。

他の案件を済ませ、戻ってきた波羅はらが部屋へ入ってくるなり

悠里達と相対してソファに座り、第一声、ユウリに向けて大きな声で言いました。

「どうするんだユウリ」

「、、、、」

「夏菜子から聞いている。今後どうするんだ」


この時、初めて夏菜子の口から波羅へ

すべての内容が伝わっているんだなぁ、と理解するも

自分が、いない所で話が進んでいる事に違和感を感じるが

その他人事のような夢空言、、、その彼らの様子を、、、眺めるだけで、、

反論する事もなく、ただ重く受け止めるユウリは、一点を見つめるだけでした。



半袖では少し肌寒く、、朝夕、羽織る服が必要になった頃

私(雪)に、悠里から会えないかと、直接電話が、かかってきました。

離婚してからは、用事が無い限り滅多に私の電話に、来ることはないので、、

びっくりしてしまった雪は思わず問いかけました。

「どうしたの?何かあった?悠の電話繋がらなかった?」

「いや、、、雪に会って話したい事があるんだけど」

「え?悠、、じゃなくて、、私?」

「あ、、ん、、その時。、、悠にも、、、話す」

「え、、聞こえないよ??、もう少し大きく言ってくれるかなぁ」


電話越しの悠里の声は小さく、聞き取りずらく

大きい声で聞き直す雪の耳には、ぼそぼそとしか聞こえない

それでも、、急な提案だったが、仕事の調整をし

会う日を受け入れてから、一週間後、三人が家族だった頃

住んでいた中古マンションで会う事になりました。

(今は、雪のアトリエになっている)

誰もいない、、アトリエで一人、待ち合わせ時間までの間

11月から始まる個展に出す絵の確認作業をして、気を紛らわしていました。

何故か、、この間の電話以降、気持ちが落ち着かないでいたのでした。


大事な話って、、なんだろう、、悠と夏遊びに行くはずだった時

中止になり、、それから何の連絡もなくて、、悠が寂しがってた、、、

あれから、音沙汰無し後、一週間前、急に大事な話があるからと、予定を

無理に入れたけど、、あの悠里の声から察すると、、嫌な予感???

何だかなぁ??何かあったのかあ、、?と考えてながらの、作業中

玄関のチャイムが鳴りました。


「ピーンポン、、ン、、」

「は~い」

モニター画面に久し振りに見る、、悠里の姿

サングラスに深めに被る帽子、、いつも通りの格好です

「いらっしゃい」

「おはよう」

「早く中、入って」

玄関ドアの外に、誰もいない事を確認して、ドアを閉めた雪は、この間の

元気無い声が気になっていた為、中に入るなりユウリに聞きました。

「急に電話してきたから、びっくりしてしたんだよ。元気だった?」

「あ、、ん、、悠は、、、?」

「まだ学校、終わったら、、そのまま、ここに来るよ」

「あ、、ん、、そうだったね」

「あ、そこに座ってて、」

椅子に、ゆっくりと座った悠里は、大きなため息と、大きく息を吐きました

「は、、、あ、、ふう、、、」

そこに、雪がカップにコーヒーを淹れ、悠里に渡しました。

「あれ、このカップ。」

「あ!そのカップ、、私貧乏性だから、捨てられないの。椅子もテーブルも

あの時のまま、捨てようと思ったけど、、もったいなくて、、えへへ」

未練があると、思われてないか、、恥ずかしくて、笑って誤魔化す

そんな、雪を見る悠里は、持ってきてくれたコーヒーカップを持ち

頭を、うなだれ、下を向いたまま、数分

「悠里、、??」

「、、、、、」

まだ沈黙が、、続き、、その後、、数分後

「俺、、、」

「え、、?」

「俺さ、、」

静かな時間が流れる二人、、覚悟を決めたのか悠里は顔を上げ

雪を見る、その瞳は、涙目?

しっかりした声で、言いました。


「雪、俺、入籍することになった」

「え、、、、、、そうなんだ、おめでとう。いつ」

「悠に話した後、早ければ来週中には、出されると思う」

「なった、、出される?何か変な、、言い方だね?」

「ああ、、」

聞くつもりは、無かったが、言い方が変で、、?歯切れが悪いし

嬉しそうな顔、、じゃなく

見るからに、暗く元気が無い悠里に

どんな風に出会い知り合えたのか?聞いてしまいました。


すると、此処に来るまでの一部始終を、堰を切った様に話し出しました。

その話を聞いていると、、あの時と同じ、、じゃないの、、、

雪は、数年前、離婚の原因の経緯を思い出してしまいました。

3年前、

記憶が無くなるぐらいに、お酒を浴び、

家族を大事に出来なかった事、沢山の迷惑を皆にかけた過去、、。

あれから数年、何を仕様が、私には関係が無いことだけど、、

それでも、悠の父親には変わりない為、優しく話しかけました。


「今から新しい家庭を築くんだったら、、また同じ事、、繰り返してたら駄目だよ

酒を飲むなとは、言わないけど、我を忘れてしまう様飲み方は

やめた方が良いよ。そのうち、変なことに巻き込まれちゃうかもしてないよ

控えめにね」


悠里は、顔を下に向け黙って聞いています。


「でも、新しい家族を迎えるなら私達の時の様に、ならない様

お酒で、自分自身を見失わないようにね」


本当は、なにやってんの!!しっかりしなさいよ!!と

言いたかったが、グッと我慢しました。

すると悠里は、真っすぐな瞳で、雪を見るなり

俺、分かってたんだよ

三年前大事な家族を失って、酒は懲り懲り

控えてたんだ!だからあの時も、、、、

だけど本当に何も覚えが無いんだ

どうやって、部屋まで行ったのかさえも、、


「おお俺は、、もう一度悠と、雪と一緒に、、、はぁ、、、ダメだ、、」


雪が少し離れた席から悠里を眺めていると


涙目で、ごめん、御免、本当にごめんと、雪の方を向いて

何回も、謝るのでした。


その姿を見ていると、

切なくなり、言葉を失ってしまいました。

その時、あれ?胸のあたりが、、おかしい?苦しい、、?

入籍すると聞いた時もそうだった、、?

雪は、、ハッとしました。

私、、その時初めて、自分の気持ちに気づいた?


悠里が、別の家族を構えると、今までの様な友達関係

空気みたいな関係では、いられなくなるんだぁ、、

雪にとって、離婚した時より、今回の方が大きな出来事、

まだ、、悠里は、、特別な存在なんだと、、

今頃気づくなんて、、、

そう思っていた時、悠里が、雪に話しかける。


「あのさぁ、、雪」

「え、、何」


その時、玄関のチャイムが鳴りました。

学校が終わると、大急ぎで帰ってきた悠の姿が、モニター画面に

映しだされていました。

「悠お帰り」

「悠里!!ただいま」

帰ってくるなり悠は、悠里の元へ、急ぎ足で駆け寄り

二人は、ハイタッチをした後

それはそれは嬉しそうな顔で、悠里の隣に座りました。


私は、席を外すと言って、アトリエに行き、先ほどの続きを始めた

その2時間後、

悠は涙をこらえて、悠里におめでとうと言った後

雪の作業場へ、来るなり、涙が流れているけれど、、

声を我慢して、、泣いていました。

私は、そっと悠の肩に腕を回して、、引き寄せました。


「新しい家族が出来るんだって」

「うん、、聞いた」

「、、う、う」

「だけど、悠の父親は悠里に変わりないよ」

「うん、悠里もそう言ってた」


悠もまた、、父親に、、、甘えて頼っていたし、支えてもらっていた部分が

大きかったから、父親を失う気がするのか、、凄い衝撃だった様で

そのまま、泣き止みませんでした。


その頃、夏菜子は検診を受けた後

次回から4週間に一度でいいですよと言われていました。


あれ??計算が、、合わないんでは、、、?



本日も読んで頂き有難うございました。

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