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悠里の別荘

高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて

働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?

迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です

ここ長野の地は、早朝から温度計は、マイナスを示しています。

ランニングをしている悠里ユウリの吐く息は白い

悠里「ふぅ、寒いなぁ~」

活動休止から2年以上、独りの生活に慣れた悠里の日常は

夜中まで音楽活動に没頭する日々を、今でも変わりなく過ごす毎日

フリーウィーリング_Y(freewheeling_Y )復活再開が

いつになるか?わからない中

常にベストな状態で皆に、聞いてもらう為の

準備期間中と考えているのか

身体を鍛える事は、疎かには出来ないと思っているのでした。

そんな中

息子悠ユウと冬休みを、一緒に過ごすことになっている事を受け

仕事を前倒して早くに、事務所の方へ完成品を渡した事で

余裕な時間が出来ていました。

それで、悠と再会するまでの間

この頃、早朝ランニングが、欠かせなくなっています。


悠里が身体を馴らしている頃

悠は、早く移動出来る新幹線や飛行機の公共機関を利用せず

ユキが運転する車で、約4時間余りかけ

悠里の別荘へ、送って行ってもっていました。

ユキ「スタットレスタイヤに替えたから、雪が積もっていても大丈夫だと思うけど?」

悠「、、、、え、、何?」

ユキ「あ、いや、独り言だから、、、」

後部座席に座っている悠は、朝早かったので

ウトウトとしていましたが、ユキの声に反応した様でした。

ユキは車を運転しながら、雪道でないことを願いながら

(雪道はあまり慣れていない為不安だった)

ユウリとの再会を楽しみにしているユウを連れて

別荘へ、向かっていました。


ユキは、仕事も大事ですが、ユウ優先の気持ちが

昌っているので、別れて別々の生活に、なっても

悠をきっかけに、悠里とユキは自然と

会う機会が、多くなる状態が続いているのでした。


ユキは、長野への道中、何度も休憩を取り

楽しみながら、ハンドルを握り、車を走らせていました。

そんなこんなで、悠里の所へは、13時を過ぎていました。

ユキ「悠、着いたよ」

悠「え!!、、もう!、、着いた?」

ウトウトしている状態だった悠は、ユキから起こされた時

余りに早く到着したので、ビックリしていました。

時間的には、いつもと、そんなに変わらない時間なのですが

殆んど、寝ていた悠は、時間の錯覚を起こしていました。

建物から、少し離れた場所にある駐車場に車を止めて

車から降り、二人歩いていると、歩く方向から声がしました。

悠里「お疲れさ~ん」

悠「あ!!悠里だ!!」

声に気づいた悠は、悠里が出迎えてくれた事に感激していました

ユキ「、、、元気だった?」

久し振りに逢った悠里が、髪の毛は肩より伸び、頬はコケて

無精ひげを蓄え、今にも倒れそうなぐらい痩せているし

服装はぜんぜん気にかけて無い、ヨレヨレの上下スエット

想像しなかった世捨てしたような姿に

ビックリして元気?と、聞いてしまったのでした。

(何度か、今日の様に悠を別荘に送っては、いたが、じっくり顔を合せて

喋るのは、久々だった為、余りの姿に、つい言葉に出たのでした)


悠里「ふ、、う、元気?一応それなりに、生きてますよ」

心配そうな顔をしたユキが、自分の事を気遣ってくれてることに

照れくささと、嬉しさが同時に出た言葉でした。

悠里「外寒いから、早く中に入って」

そう促され、私達は建物の中に、入りました。


ユキ「私達が着いたの、よく分かったね?

悠里「ああ、、悠から時間の連絡あったからね、、。」


そう言った悠里は、ふっと軽く顔が綻びました。(なぜに?)

悠里の部屋からは駐車場が、よく見える位置にあります

悠から到着時間の連絡を受けていたので、そろそろ到着か?と

ソファに座って何度か、気にかけていた時に

見慣れた薄ピンク色の車が、駐車場に止まった様子を見て

ユキ達だと思い、急いで飛び出してきていたのでした。


暖炉を前にして、三人はソファに座り

悠里が入れてくれたコーヒーとホットミルクを飲みながら

他人が見たら、家族団らんに見える様な、他愛の無い話で

数時間過ごしました。


ユキ「そろそろ、帰るね」

悠「え~え、まだ!いてよー」

悠里「いやぁ、、今日はこのまま、泊まった方が、、、。」


そう言った悠里は、ソファから立ち上がり窓の方に歩いていき

外を伺いました。

ユキ「え、、!!」


ここまでの道中、道には雪は無くて、すんなり問題ない運転でしたが

着いた頃、雪がチラチラ降り出してはいましたが、、?

この後、雪が積もるなど、そう深くは、考えていませんでした。


悠里が、言った意味に、嫌な予感と共にユキも

同じ様に、ソファから立ち上がり、悠里の方へ急ぎ足で

パタパタパタ、、、

窓から見る、外の景色は、、、、、!!

ユキ「積もってる!!よ、、!!」

ユキの驚いた声に、悠も走って窓の方へ顔を近づけて、外を見ました。

悠「あああ!!スゲー積もってる」

ユキ「どうしょう、、どうしょう。こんなに積もるなんて、、!」


数時間前、全く積雪の無い景色から、一面真っ白な雪景色

になっているではないですか?

三人の瞳には、雪が激しく降る様子が映っていました。



雪は降り積もるばかり。

車も、埋もれてしまいました。

結局、車を出せない状態になり、悠里の所に泊めてもらう事になるも

気がかりな事に、凡人ファレンに、イラスト作業の一部を任せて来ていました。

悠を車で送って行く目的を知っている凡人は、気持ち良く

引き受けてくれたのでした。

ユキ自身、夜10時頃には、自宅に帰る予定で、

次の日に、残りの作業を終わらせる計画を立て、来ていました。

帰れなくなった今、明日の作業に支障が出る事は分かっているので

取り合えず、ユキの代わりを、引き受けてくれた

凡人に、連絡をする事にしました。


暖炉の前で、悠里と悠が雑談してる、少し離れた場所で

凡人に電話を掛けました。

ユキ「もしもし、凡人」

凡人「ハーイ!ユキさん、、今どこですか?」

電話越しに、今までの経緯を説明して、

明日も、どうなるか?分からない事も話した後、今日の作業内容の確認と

代わりを引き受けてくれた事への感謝を伝えるユキの姿を

遠目で見る悠里は、何かを思い出した様に、悠の顔を覗き込み聞きました。


悠里「先月、送ってくれた写真んてさぁ、、、、」

一瞬、聞こうか?迷うも、話しを続ける

悠里「皆で行った、紅葉狩りは楽しかった?」

悠「うん!!楽しかった!!じいじ、ばあば、凡人一緒に行ったんだよ」

何か?聞きたそうな微妙な悠里の表情を察したのか

悠は、祖父母と凡人の名前を出し、家族旅行の思い出を色々話しました。

悠里「へ~そうなんだ。良かったね」


悠は、どこか冷めた様な、子供らしくない?クール?

大人の顔色を窺う所もあって、他人からは手のかからない

おとなしい、お子さんですねと、言われるが、

林家族や凡人といる時には、子供らしい、素のままなのです。

先月の写真に写る悠の顔は、、どれを見ても笑顔でした。

その表情を見た悠里は、彼(凡人)の事が、気になっていたと同時に

また別の意味でも、気になることはが、あるのでした。

近況報告のような悠の会話は途中、突然、思い出した様に

意外なことを話し出しました。


悠「あのねぇ、、悠里、内緒だけどさ凡人、ユキの事、好きなんだって」

悠里「はぁい?」

その言葉に驚き、、悠里が悠を見ると

悠「だからさぁ、、ユキに、教えてあげたんだ、それで、聞いたんだよ」

平然とした顔で話す息子悠

悠「ユキの事好きって言ってたけど、ユキは凡人の事好きなの?ってね」

その話を聞いて、悠里は、心が、何故か?もやもや

気持ちに余裕か無くなっていく、自分がいることを確信しつも

自分の気持ちに平常心を、保ちながら

悠里「それから、どうなったの?」

悠「う、、~ん、ユキ笑ってた」

その時、座っているソファの後から、恥ずかしそうな顔のユキが言いました

ユキ「、、悠、何、話した?の?」

その、声に、振り返った二人は、ユキを見つめ

すぐさま、悠は、凡人にユキの事好きなのか聞いた事を

悠里に話していたんだよと、平然と裏表のない直球な返答をしました。

ユキ「、、、」

ユキは、黙ったまま窓側の方へ、歩いて行き

ソファに、座るなり小さい声で悠、喋り過ぎ、、、だょ、、。と

ポロリと言った後、今だ止みそうに無い、降りしきる雪を窓越しに

眺めるのでした。


悠「喋ったら、ダメだった?」

悠里「い、、やぁ。別にいいじゃん悪い事じゃないし」

悠「うん、じゃあ、この話をしていいんだよね」

悠里「う、、?なに」

悠「ユキに、もう一度、聞いたんだよ。凡人の事好きって?

そしたら好きだよって言ってた

でも、聞いてる、その時は、凡人はいなかったけどね。」

悠里「、、、そう、、、か、、」

そんな会話をしている間も

外の景色は、降り積もる真っ白い雪上が、激しく風で舞っていました。



数時間後、朝が早かった事もあって悠は、夜9時前にはウトウト

ユキの肩に、もたれ掛り 今にも、意識が無くなる寸前です。

ユキ「悠、、」

それを見た悠里が抱いて、寝室へ運んでいきました。

自分のベッドに寝かせ、ユウの顔をじっと見ている悠里は、先ほどの

話が、頭から離れないでいました。


ゲストルームを借りたユキも又、悠の話を想い出していました。

実を言うと、ユウに聞かれた時、仕事やプライベートな部分で

凡人に、だいぶと助けられていて、尊敬の気持ちを込めた、好きの意味で

恋愛感情とは程遠いもの、悠がどう思ったのか、何も考えて無く

その事を、悠里に話している事を耳にしたので、恥ずかしくなり

先ほどは、二人から離れたのでした。


11月の紅葉狩りの写真を送った悠に、どうだったか直接聞く、悠里

ユキ達の事が気になったんですね。

冬休みを利用して、ユウは悠里の別荘で生活

今では、二人(悠里、ユキ)学生時代の友人関係に戻った?


そして

中さんの異動が決まり新しい担当との引継ぎで、来年早々

メンバー全員が、集まる予定で、顔合わせを、兼ねて

メンバーのタカ、アキ達二人のダブル極秘結婚式の参加に

悠里と悠、ユタカも、一緒に年末に飛び立つ予定。


数日後、海外へ旅立ったのでした。




読んで頂きありがとうございます

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