新たな始まりは、此処で
高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて
働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?
迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です
世間から家族を含めて全て見られている状況を数年間過ごしてきた環境を
脱して、私達家族の事だけに集中、新しい環境にだけ力を注ぐ今は
別れてからの、ユウリの私生活には、なんら興味は無く
(彼女)ミホリのことで、活動休止になってしまい
今の状況に置かれてしまった内容、情報も耳には入ってこないし
一切、拘わる事無く今に至っているユキ(雪)は、思うのでした。
息子ユウは、そう言う訳には、いかなかったんだよね。
今回の一連の流れを知って父ユウリを凄く心配して
自分の気持ちを優先した形で、私と帰国出来る様に懇願
知らない顔が出来なくなって、ユウと共に、会う事になってしまいましたが
今回ユウリから、色々聞くことになったものの、何をするでもなく私は
ただただ黙って、ユウリの話に、耳を傾けるだけでした。
一度は家族だったユウリもユウの為に、いつも幸せであって欲しいと
星空を見上げるユキは願うのでした。
ユウリも又、只ただ黙って聞いてくれているユキに
自分自身の甘さから招いた一連の状況を、
時間をかけて長々と話していきました。
そして、又しても、まだ小さい息子ユウに心配かけてしまった事に
申し訳なく思っている事を、ユキに話すのでした。
壮大な夜空の星を見終わったユウリ達は
途中で寝てしまったユウを、背中におんぶして宿泊施設に到着しました。
ユウリは先ほど別れたユキに、今日は話を聞いてくれありがとう。
ユウを連れてきてくれてありがとうと感謝の気持ちを、述べていました。
次の日の朝
現在の状況を見て大丈夫なんだと理解したユウは、別れ際に
離れて暮らしていても僕の大好きは変わらないからねとユウリに
告げるのでした。
ユウリも、分かってるよと言ってギュウっと、ユウを抱きしめました。
そして、ユキとユウは一週間過ごした日本を、後にしたのでした。
あれから2年が過ぎ
ユキは27歳になっていました。
そして、生活環境も、大きく変わっていました。
以前、香港在住だったユキとユウは、
今は日本に帰国して、実家の近くに住んでいます。
何故そうなったのかは、ユキの仕事が多忙、不規則になった為です。
絵画完成の期日に、間に合うよう、限られた時間の中で作業する事が
多くなり、だいぶ沙美姉に、ユウの事で負担をかける状態になりました。
お店と、イラスト絵画の忙しさから両立が難しくて、子供との関係が築けない程
なってしまったからです。
お店の経営はそのまま姉沙美に全面的に移行して、私達は両親二人だけになった
実家の近くに住居を構える事になりました。
この選択をしたことが、ユウには良かったようです
何処となく気を使っていた息子ユウは
小さい頃よく遊んだ、この場所で、明るく元気に学校に通っています。
ユウは小学3年生になっていました。
「ただいまー!!ばばぁお腹が空いたよ」
(ユウは、学校から帰る家は毎日、林家に帰宅していました)
「お帰り!!ユウちゃん」
ばぁばが玄関の、奥から出てきて嬉しそうな顔で、ユウを
迎え入れました。顔を真っ赤にしたユウの額から汗が、ポタポタと
落ちるぐらい、急いで帰ってきた様です
もう10月なのに、まだ外気温は高く、太陽が燦々と降り注ぐ昼間は、
まだまだ、暑さを感じます。
「あのさ!!11月に学芸会で使う布が要るんだけど、ある?」
色や大きさ、布地を説明するユウに、ばぁばは、うんうんと頷き
数分後、探し出してきた布を、何に使うのか聞いている所に
ただいま!!と声がしました。
「あ!!ユキだ」
おかえり!!大きい声でユウが、叫びました。
ユウリから譲り受けた家族三人で住んでいたマンションの一室をアトリエした
ユキは、その場所で、今まで作業をしていました
作業に没頭していたユキが気づいた時には、学校から帰ってくるユウの帰宅時間に
なっていた為、慌てて迎えに来たのでした。
ユウは朝、自宅アパートから学校へ通い、学校が終わると林家に帰るのが
日常化しているのでした。
林家のばぁばミツは、香港在住の時、中々会えなかったユウと
毎日顔が見れるので超元気なばぁばになっています。
そんなこんなで、生活環境がガラッと変わったユキ達は、日本で新たな人生を
歩んでいました。
迎えに来たユキに、ユウが聞いています。
「ねえ、凡人は一緒に、こなかったの」
ユキは、ニコっと微笑んで
「ああ~まだアトリエで作業しているよ」
「なんだぁ~一緒に来ると思ったのに」
ユウは、頬と鼻を膨らまして、残念そうな顔をしています。
その顔を見たユキは、複雑な気持ちで
「仕方ないんだよ。完成途中の作業が、まだ残ってるの」
そのやり取りを見ている、ばぁばミツが
「ほらほら飲み物、用意したから飲んでよ」
ばぁばミツが用意してくれた、珈琲とオレンジジュースを
を持ちながら、学校の様子をユウに聞く二人ですが、澄ました顔のユウは
先ほどから続いている落胆した気持ちは、変わらず
凡人に会って話したいことが合ったので、静かになってしまいました。
あれ?凡人?あの蘭玲兄の友人の凡人?
林凡人もまた、日本で生活を送っていました。
また、2年経って、ユウリ達のバンドは、どうなったか?
あれから個人個人の活躍は、忙しくなり未だグループは、活動休止状態のままです。
そして、ユウリは、、、?
今も、まだ休養中?密かに、他の歌手に楽曲を提供しているのが
日常化しているようです。
「ユウリさん、明日そちらに行きますので、それまで用意よろしくお願いします」
事務所の中さんから、連絡の電話が入りました。
電話を切った、ユウリは、フ~と息を軽くはいて
此れで、当分は、自由な日々が送れるなぁ
楽曲を書いては、歌手などに提供してる日々の生活のユウリは
休みが取れる時は、時間を有効に活用して、ユウとの関係を築いていました。
本日もセレナ杏の小説を、読んで頂きありがとうございました。




