更なる自分探しの先には
高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて
働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?
迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です
物凄い、歓声。。ううおおおおお!!!!!きゃゃゃ、、、あ!!!!!
雪達の指定席から見るには、立たなくては
ステージにいる出演者は見えなくなります。
スタンディング席が当たり前、ステージ周辺の観客は自分推しのバンド名が
紹介されるたびに、総立ち盛り上がっています。
左サイド側から私達三人は、その様を眺めながら、ユウリのバンド
フリーウィーリング_Y(freewheeling_Y)
の出番を待つていました
悠は、いまか今かと、ワクワクしながら顔を綻ばせ
立ち上がって音楽に合わせて身体を動かしています。
ユキは、その様子を見て、やっぱり血は争えないなぁ~音楽に携わると
小さい時から染みついたメロディーが身体の奥から
湧き上がってきてしまうのかしらね。
(微笑みながら見つめる)
悠里を待つこと1時間あまり
ひと際、ファンの歓声が凄いではないですか?その歓声の方を
私達も、総立ち。ユウリ達、フリーウィーリング_Y(freewheeling_Y)登場。
きゃゃゃ、、、あ!!!!!ユウリ!!!ユウリ!ユタカ!!タカ!!アキ!
わぁぁぁぁ!!ウエーブも巻き起こっているではないですか?
その様子を、目の当たりにすると、私達とは違う人に見えてきてしまいました。
ユキは隣のユウをチラッと見て、
「大丈夫だよね」
小さい声が漏れた。ユキの心配を他所に、ユウは最後まで楽しんでいました。
コテージに帰った三人は、デッキにある椅子に座り、星空を見上げ
星座の名前を、当てたり、探したり、語りつくせない話をしながら
沙美ちゃんが、入れたお茶を飲みます。一息ついている所に
暗がりから、近づいて来る人影。
小石が敷き詰められた所を歩くので、ザァー、ザァー、、ザァー、ザァーと
音が近づいて来るのが分かります。、、、その方を私達はジッと見る
ユウ!!
その声に反応するユウ。
コテージ前に来た人影は、ランプのオレンジ色の灯りに
髪を照らされて、同じオレンジが鮮やかに見えて来ました。
そうなんです。ユウリだったのです。
ユウは目を大きく開け、わぁぁぁぁ!!と言って
デッキ越しに、ユウリに飛びつきました。
息子を受け止めた、彼は話します。
「教えてくれたコテージの場所が分かりずらくてさぁ
探すのに手間取ったんだ、遅くなった。ごめんよ」
「ユウリ(ユウのパパ)来れないと思ってたから、びっくりした。」
「いや。予定を教えてくれた時から、逢うつもりだったからさぁ」
私と沙美姉は、あまりに突然の事でしたので
驚き、呆然と聞いていたが、ハァっと!!我に返り
沙美姉が、そこは目立つから、上ってとユウリ達に、小声で声をかけた。
この声に反応した二人は、声に促され
私達4人は、コテージの中へ入りました
私達に久し振りに会う、ユウリがお久しぶりです。
以前と何も変わらとない付き合い方で、久し振り元気だった?
綾姉が言ったので、ユキもつられて元気だった?
ユウリは、にこやかに、ええ御蔭さまで。と、、、話はその後
遅くまで、続きました。
ユウが寝入ったので、綾姉は運転で疲れたからと言って、ユウをベットに
連れて行ってしまった。仕方なく私がユウリを見送る事になる。
「明日も、此処でライブなの」
「そうだよ明日までこの会場で、明後日が移動日なんだ」
「大変だね。でもフアンは大事だから、ユウリ達を待ってる人達の為
しょうがないね。身体大事にね」
そう言って、私は笑いかけました。
労いの言葉に、少し驚くユウリでしたが、ありがとう。じゃぁ!!ユウをよろしく!
ユキは頷き、明るく。
じゃあね。おやすみなさい。と見送りました。
部屋に戻ったユウリは、暖かく、癒されていました。
久し振りのユキ、ユウとの再会、特にユキ(元妻)とは4月以来です。
会ってみると普段と変わらない、穏やかな其処にいるだけで、落ち着く
一緒に暮らしていた時と何も変わらない
仕事で疲れた心身が、穏やかになっていったのでした。
ユウリを見送ったユキは、今日の演奏の凄さに酔いしれ感動していた。
こんなに心揺さぶられる音楽を奏でるバンドが身近な人達なんだよね。
こんな素晴らしい音楽、見せられた以上、私もガンバ、ファイト!!です。
ユキ自身フリーウィーリング_Y、に勇気づけられファン何号?に。
ユウが常にユウリの音楽を聴いていた理由が
今回のライブで理解できたのでした。
一緒に居た時には、理解することは出来なかったかもしれません。
経験できない体験を計画してくれた、ユウと沙美ちゃんに感謝!!
一人椅子に座るユキは、立ち上がりランプの灯りを消して、コテージの中へ
入り眠りにつきました。
翌朝もギラギラと、真夏の暑い日射しが窓から射し込んでいます。
明るい日射しで、目が覚めた私と沙美姉はデッキで、モーニングコーヒーを飲みながら
今後の事を、ゆっくり時間が流れる中で、話し始めました。
実は昨日、話し合うつもりだったが、突然、予期しない来客などで
慌ただしく、そういった時間、暇がなかったからです。
「沙美ちゃん、香港来てくれるの」
沙美はコーヒーをテーブルに置き
そうして良いか、迷惑じゃない?と聞く
ユキは、一緒に居てくれると、助かると話した
自分を必要としてくれている妹ユキに、沙美姉は初めて、
身体の異変で、今の現状がこんな状態という事を話し出しました。
会社に行って、人と交わるのが怖い、人の目が怖く
自分の欠点をを突いて来るし、ありえない噂話をされ、頭痛、吐き気
誰も信じられなくなってしまったそうです。
心療内科で診断書をもらって、面談したり、産業保健師などにも相談を受けて
休職することにしたんだよ。と
淡々と話す沙美は、何処となく、うつむき加減で疲れ切った顔でした。
ユキは黙って、姉の話を聞いた後、
「私の所に思い切って早めにおいでよ」
沙美姉はその言葉に、顔を上げ、微かにほほ笑みました。
そこから数週間後、沙美はユウと共に香港へ、新しい自分探しに旅立ちました
沙美さん28歳の決断でした。
本日も読んで頂きまして。ありがとうございます。
今後、ユキの更なる、挑戦をお楽しみに




