バーベキュー大会
高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて
働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?
迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です
15階建ての一階エントランス脇で、誰かを待っているユキ(雪)がキョロキヨロしては
スマホ画面に目をやっています。外は炎天下、額から汗が流れます。
もうそろそろ?なんだろうけど、ここの人達は遅刻魔だからなぁ。
時間厳守は通用しないのは分かっているんだけど私の育った環境の流れは、
そうそう崩せない。ついつい時間通りに、下に降りて来てしまった。
蘭玲のファミリーとバーベキューに、行くことになった私は
土地勘がないし目的地への行き方が分からないよ、、。
蘭玲、大丈夫ですよ。ユキさん、住居まで、迎えに行きますよ。となり
今現在、迎えに来てくれてるはず??なのですが、余裕15分は過ぎています。
それから、更に15分、ユキはやはりなぁ~と諦めモード、いっもの事ながら
時間にルーズな所は、未だに慣れないユキです。
太陽が、ギラギラと暑い昼下がり
ユキは、場所を変えて木陰のある方へ移動して待つことにしました。
「ユキさ~ん」
お、やっと来ましたね。
パパの運転で私を迎えに来た蘭玲のファミリー
両親とは以前、会っているので何となく堅苦しさは無く
車内は和気藹々。そういえばお兄さんがいるって、言っていたけど
今日は、いないんだぁと、ユキは思った。
車は近代的な高層ビルが建ち並ぶ都市から、随分離れて行きます。
ユキは、話は上の空で聞きながら、窓の外の景色に興味深々、ん、ん、
そうですねとか、曖昧に答え、変わりゆく風景に意識が奪われました。
目的地まで70分位の漁村の町、海と山に囲まれた長閑な所です。
私はこの場所を直ぐに気に入り、車から降りるなり、テンションが揚がりぱなし、
はぁ~。空気が~気持ちいい~
(自分の生まれ育った、故郷に何処となく似ている)
こんなに、いい所があるんだね。と蘭玲に言うと
家族で子供の頃から、よく海水浴に来ていると話してくれた。
最近流行り出した、バーベキュー
施設ができたので、其れをめがけて遊びに来るらしい
バーベキュー場には大勢の人達、。ワイワイ、ガヤガヤと大賑わい
蘭玲家族を見付けて、誰かしら何か叫んでいます。騒がしく聞き取れない
nei gwo lei ni la (こっち きて!)
日本語に訳して蘭玲が、こっち来てと、言ってますよ。皆来てるみたいです。
うゎ~凄い人数?ですねぇと私は呟き、目の前の人達に動揺しています。
そして、ユキ達は、叫ぶ人達の方へ歩いて行きました。
その後は、親族?その他大勢の人達とあいさつを交わした。
私が面白いと思ったのは、各自具材を串に刺しコンロで
焼くスタイル、林家でのバーベキューのやり方と随分違います
鉄板は使わないんだなぁ~と思った。
ユキ達が到着した時、すでに午後4時は過ぎていた
あれから、だいぶ時間が経ち夕暮れ迫ってきているが、外はまだまだ暑すぎです。
海水浴客はまだ泳いでますね。
バーベキューを楽しんでいて、私はスマホにメールが届いている事に
だいぶと経って、気づきました。
あ。。。悠からだ。
届いた時間は、、30分も前、あ~気づかなかった。
ユキは騒がしい店内から、まだ蒸せる暑さの残る店外へ出て、
ユウに電話をしました。
昨日の電話では、今日は悠里が何処かに連れて行ってくれると
ユウが嬉しそうに話してたから、その報告かな。
、、、コール鳴ってるけど、出ないですね、、。
時間は、、午後6時過ぎだから、1時間早い日本は7時過ぎ
コール鳴っています。。。やっぱり出ない
仕方ない、時間をおいて、掛け直す事にしました。
ユウに電話を掛けているユキは、歩いて来る二人に気づきました。
ユキは一人の男性と目が合うが電話に集中
もう一人の男性は、あれ?何処かで見た様な、知ってる人?う~ん?
すれ違いざま。ああ!!お互いに、大きな声
林さん?驚きの声になる。以前ぶつかって、
連絡先交換をした林凡人
先に歩いて行った男性が、先に行くぞ。と言ってる?そういう意味?
中国語と広東語、結構聞き間違いがあるからユキは、頭の中で通訳してみた。
林は男性に言われて、笑顔で、じゃぁねとジェスチャーで表現して、店内へ
入っていきました。
電話が繋がらないユキも、そのまま店内に入る。
ユキさ~ん何処いてたんですか~。蘭玲が呼びます。ユキは呼び方に顔を向けた。
え!!先ほどの二人??蘭玲がお兄ちゃん達が、やっと来たから紹介しますね
先に歩いて行った男性が蘭玲の、お兄さん李睿( リルイ)
私は驚きと動揺を隠すかの様に、淡々と挨拶を交わした。
如何やら林さんは蘭玲の兄ルイさんの友人。
本日のバーベキューに参加したらしいとの話でした。
その時、ユキの電話が鳴りました。
「あ、ちょっと、ごめんなさい」
手に持っていたスマホを操作、番号を確認すると、ユウからでした。
ユキは、ユウからの電話に出ました。しかし、電話越しの声は聞きなれた?
あれ?ユウじゃない?
電話の相手は、え!!、ユウリでした。
本日も読んで頂きありがとうございます




