家族の生活
高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて
働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?
迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です
ユウが自分の問いかけに対して、私が話し出すのをじっと見っめています。
私は仕切り直して、ユウに朝食の準備するから、食事しながら話すねと促しました
テーブルに向かい合い、支度した朝食を食べながら、私は昨日の事を話し出しました。
昨日東京行って来たんだ
えーぇぇとユウは大きな目が更に大きく見開いて、東京?昨日行ったのユウリに会いに?
いつもは冷めた感じの息子ユウが少し興奮しながら聞き入る
うん行って来たよと、いいながらお土産の話しに触れる
このパン東京で有名らしくて買って来たんだよ。美味しいらしいから食べて見てよ
ユウは目の前の朝食をチラッと見たが、食べる事よりユウリの事の方が重要と言いたげに私の顔を又じっとみっめる。
私は言いたくない言葉をユウに話し出しました
ユウリ(ユウの父親)とママ東京と愛知で離れて生活してるでしょう。うん
パパの仕事は私達からしたら、ちょっと特殊だよね。うん
ユウ来年から小学校に入るよね。うん
一つ一つゆっくりと、確認しながらユウに話していきました。
そして、核心になると昨日のユウリとの会話を思い出していました。
あるスタジオの一室
事務所側のほうで用意された部屋でユウリと二人で、これからの事を話し合ったが私は東京へ行く前から考えは決まっていた。
ユウリはごめんねと言いながら済まなそうな顔で私を見る。
私のプライドが邪魔をする。 良いよ もう
まだユウに話してから。あの子の気持ちも大事だから具体的なことが決まったら別れましょう
ユウリ そうだねと言いながら自分の息子の話になると暗い顔になっていた。