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家族水入らず

高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて

働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?

迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です

あまり会話をする事もないまま、タクシーはユウの学校の前に到着した。

私はタクシーの運転手にメモ用紙を渡した。

書いている内容は此処で待っていて下さい

まだ言葉が分からない私は、覚えるためにメモに書いての繰り返し

何とか目的地などは、この方法で行く事が出来るようになった、



ユキはユウリに話しかけました

ユウを連れてくるから少しの間待っててね。

ユウリは自分も一緒に行きたそうな顔で俺も行こうか?


ユキは慌てて、あ!いい!直ぐだからと言って後ろを振り向き

急いで学校の中へユウを迎えに行きました。


その頃ユウは

朝から嬉しくて嬉しくてハイテンションでした。

いつも、静かでクールなユウが、いつになく明るくて、お喋りでした。

その様子を見ていたクラスメートの一人が

ユウ君今日何かあったの?と言われるぐらい

明らかに様子が違っていた。

4時間目終る頃に、先生が呼びました。

悠君お母さんがお迎えに行きましたよ。

(朝の時点で学校には家の事情で早退と連絡していた)


その呼びかけに反応したクラスの子供達が、ワイワイ騒ぎ出して

幾つもの顔がサァ~と窓際に近づいて、ユウの方を見ました。

見つめられるユキとユウ

わあ!、悠君のママ綺麗、可愛いと子供達が連発

ユウは、あたりまえだぁと心の中で呟き、いい気分だった。


教室を後にした二人は、手をつなぎ待たしてあるタクシーの方へ

急ぎ足で歩いて行った。

ユウはユキにユウりいる?と聞く


車の中で待ってるよ。ユキは答えました。

歩きながらユキはユウリが一緒に教室行かなくて良かったと思った。

子供達の興味津々は半端ない勢いですからね

先ほどの騒ぎじゃ済まなかっただろう。

あのオレンジの髪じゃぁ子供達の反応は想像がつきます。


ユウリが乗っている赤いタクシーは、先ほど来た道の方へ

向きを変えていた。

私は今度は助手席に乗り込みました。ユウは後部座席に乗るや否や

パッと明るい輝いた顔で、ああ!ユウリだぁーと大きな声で

話しながら、ユウリの隣に座りました。

ユウリも久し振りユウと言ってハイタッチをした。



今から予約しているお店へ行ってランチをするね

私は後ろを振り向きながら、二人に話しかけました。


じゃれ合っている間に割っていった私に、二人の不思議そうな顔

ユキのスケジュールには何も文句言いませんよと

言いたそうな顔のユウリとユウでした。

この雰囲気日本での状況と同じだなぁ。

ユウリの休みの時はいつも私が計画を立てて

外出する時は人目につかない時間帯や場所へ行ったり

必ず予約してから食事はするなど、周りに気を使っていた。

ユウリと居る時にはいっも神経を尖らせていた事を思い出してしまいました。。


尖沙咀(チムサーチョイ)

予約したお店は、窓から遠くに香港島が眺められる景色

の良い場所での食事になりました

帽子をとったユウリはやはり目立った

窓から射す光に照らされた髪がオレンジが赤く?一段と鮮やかに光っていた

店内の客はチラチラ私達の方を見ている(多分ユウリを見ているんだろう)

日本ではありえない この様な状況が、ここ香港では

普通に家族水入らずの食事が出来ている

ユキは心の中で複雑な気持ちになりました。

これが、普通だよね。。。


注文した料理が運ばれてくるまで時間がかかりますと定員さんの話が終わり

去って行ったぐらいで、ユウがユキに ねえ、あれ持ってきてくれた?

ユキは持ってきてるよ。先ほどから持っていたペーパーバックを

ユウに渡しました


ユウはニコニコしながらペーパーバックの中から包装された

ボックスを取り出しました。

ユウが話し出しました

ユウリの誕生日が5月9日だから早めの誕生日プレゼント

ユウ手書きとユキ手作りアームバンドとミサンガだよ!と声が弾んでいました。

ユウリは考えてもいなかったサプライズに嬉しさがこみ上げた。

ああ、ありがとう。といってプレゼントされたボックスを受け取り

ユウに開けて見てと、促されて包装された紙を開て

中からミサンガを取り出して手首に着けようとした

それを見たユウが僕が着けてあげるね。ユウリの手首に着けてあげました。

そのユウの姿を見つめながら私は目がウルウルしてきました。

この光景は今日で最後になるから。。。.三人では。。


食後

外に出て散策することにした。

ウォーターフロントから眺める香港島のビル群は夜にはライトアップされて

この場所から見る景色は絶景らしいが、そうもゆっくりは出来ない

明日から仕事が入っているユウリは、このまま とんぼ返りです。


先ほど借りていたスマホをユウに渡した時、ユウリがユキ番号変わったんだよね

携帯変えたんだねと聞いてきた。ユキはそうだよ。変えたヨ。

携帯を変えた理由は(*11話でゆきがユウに話ている)

経緯を話した後、私はユウがスマホ持つようになったから

何時でもユウとの連絡が可能になったから良かったねと話をはぐらかしました


ユウリはユキの新しい電話番号聞きたかったが

ユウとの関わりが常に出来る様になったので、それ以上聞けませんでした。


スマホのゲームを覚えた様でユウは座り込んで

画面見ながら集中したいます。


ユウが見える少し離れた場所に二人で並び

香港島の方を見ながら、ユキから話し出しました。

もう出してくれた?(離婚届け)

ユウリはまだだよ。

沈黙

沈黙

ユウリは、どこかで前みたいにと思う気持ちがあった。

だから、次の言葉が出なかった

ユキはチラッとユウリを見て、又今度も私から言わないと

いけないんだなぁ~。

ユキは、喋り出しました。ユウリ18歳誕生日を境に籍入れたから

私達の結婚生活も約7年だったね。


東京で話し合った時にも言ったと思うけど、これからはお互い別々の人生

歩く事になるけれど、この7年間は自分を成長させる糧になって

良い勉強させてもらったと思うし、ユウリには感謝しているよ。

だから、こんな風に会うのは、今日を最後にしましょう

沈黙

ユウリ考え込む

私は遠くを見つめながら気持ちはスッキリしていました。


数時間後

ユウリを空港に送ってきました。

ユウは明日も学校だから、この時間には連れて来たくなかったが

家には誰もいないから、一緒にユウリを見送りにきました。


出国時間が迫ってきた時に

俺は、ユキには感謝してもしきれないぐらい支えてもらった

本当に今までありがとう。ユウリは感謝の気持ちを口にした。

ユキは

うん

私も同じだよ

二人のやり取りを見ていたユウは、何かを察してユウリ

何時でも僕のスマホに電話してね。又会いに来て。待ってるから

ユウリは、ユウを抱きしめて、分かった。

又、会いに来るからね。と言って

出国ゲートへ歩いて行きました。


ユウリバイバイ!と大きい声で(回りを憚ることなく)ユウは手を振りました。

私は笑顔で手を振った

お元気で。

ユウリは1度振り向き、人混みの中に消えていきました。




読んで頂きありがとうございます


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