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自分が蒔いた種、後のまつり

高校では優秀な成績にも拘らず退学する羽目になる所だったけど通信制で高校卒業、大学は諦めて

働きながらユウリを支えるが裏切られ、私の人生進んだ方向正しかったのか?間違っているのか?

迷いながら日々奮闘するゆきと家族の物語です

実家に帰った悠里は

先延ばしにしていた離婚届

どんな内容か、もう一度確認したいと担当の中さんに電話をした。

えー!どうしたんですか?と、問い掛けられたが

悠里は話しを続けた。雪の電話に掛けても

おかけになった電話番号は現在使われておりませんと

ガイダンスが流れて電話が繋がらなく

何回掛け直しても同じことの繰り返しで、困惑してしまった事や

息子ユウに会いたいのに連絡の手段が無くなってしまった事を切々と話しました。

ツアー期間中で、忙しさを理由に

中さんが書類を読み聞かせてくれ良い解決方法を示してくれたので

OKしてサインしたが、今になって契約書の内容、気に留めてどうするのか?

家庭では雪が、そして仕事では中さんが、煩わしいこと全てやってくれて

すべて人任せ、甘え過ぎた結果が、この様な状態になってしまった。


申し訳ないですが

息子との関わり方どんな内容か、もう一度確認したいと

悠里は中さんに、お願いした。

中さんは分かりました。直ぐに調べますと言って電話を切った。


2日後

担当の中さんは、自分宛の連絡用のアドレスにメッセージが届いたので

確認してみると差出人は花白雪になっていた。

担当の中は直ぐに、メッセージを開いた。

内容は新しい連絡先のアドレス、悠が悠里の携帯に電話したいから

この番号から、掛かってきたら出て欲しいという内容だった。

花白悠の番号080、、、と記載されていたが、奥さんの番号はアドレスだけだった。


少ない休日を利用して地元に帰ったが、次の日には東京の都内のマンション

にUターンした。(東京に拠点を移した時に新たに借りた住居)

悠里は自分の部屋のソファーベッドに寝そべり、脱落感に襲われていた。

数少ない休日は、息子のユウとスキンシップをするのが

何よりも楽しみにだっだったせいもあって

連絡の手段が無くなったことが応えていた。


そして、何気に香港の情報を調べていた時

ブゥブゥブゥブゥとメールが届きましたとお知らせ音

中さんからだった

雪からのメッセージををそのまま送信してくれた。

悠里はメールの内容を見て

どうして雪は俺の番号知っているのに

直接ユウの事連絡してくれなかったのか?以前と同じく寂しさを感じました。

悠里は早速ユウへ電話しようとしました。


同時に

悠里の携帯が鳴りました。

電話に出ると、この聞きなれた甲高い声は

ミホリだった。(週刊誌に略奪愛と賑わした人気モデル)

今何してるの?もうツアー終わったから遊ぼうよ

そっちに、行ってもいい?ミホリが電話越しに聞いてきた。

(悠里は雪達、家族の事がきっちりしていないからツアーを理由に仕事に打ち込んでいた)

今は無理と言うと一段と甲高い声で

ずっと!今はダメ、ダメ、いつまで待っの?一緒にいたいのにと

ミホリが一方的に話している

悠里は思う、拠点を東京に移してからはプレッシャーとの戦いだった

常に神経をすり減らしている時に、出会ったのがミホリだった。

雪に話しても、この業界の諸々な事は分からないので、相談したり、愚痴など言えなかった

行き詰まつている時に、話しても理解してくれるし、愚痴も話せて、気持ちが楽になった

事から、親しくなっていった。


一年後に

週刊誌ににすっぱ抜かれ、

そして雪にもばれてしまい

別れる気持ちは全然なかったのに

雪の方から、あっさりと別れようと言われてしまった。

自分はいじいじして決めかねていた所に

本当に冷静で、顔色を変えず話されては、分かったと言うしかなかった

雪から釘をスコーンと刺された様だった





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