ドキドキしてる?
ビビッ、と来た。
書ける、と予感した。
深夜、テレビを見ての事だった。
西野、世間に嫌われた芸人?、いや世間が理解できない芸人。
キングコング、早世の漫才コンビ。
久しぶりに登場、アメトーーク。
仕掛け人、東野幸治にいじられまくる。
でも、最近、変だ。
絵本作家?
アーティスト?
しかし、確かにアーティストだ。
揺るぎない、聞き入れない自己表現。
アート、これが私の定義だが。
だから、ミュージシャンにアーティストは存在しない。
歓声、観客を気にする者は。
でも、ディする訳ではない。
だだ、アーティストというよりエンターティナーと呼ぶのが相応しいと思うのだ。
だから、西野はアーティストの部類だろう。
『ドキドキしてる?』
彼の書いた指南書、『魔法のコンパス』の締め。
ドキッ、とした。
誰かが、今年の流行語大賞と言った。
その通りだ、と思った。
隠語、これは西野の予言でもあったのだ。
時世、彼は読み切っていたのだ。
今、ドキドキしている人は誰だろう?
毎日、テレビで非難されている人?
彼ら、東京都職員であろう。
2倍、3倍当たり前。
超、超いい加減な見積もり。
土木、建築関係者。
土木ッ!
そう、西野はこれを言いたかったのだろう。
土木、ドキ、と。
ドキドキしてる?、これは東京都政に向けたメッセージだったのだ。
土木土木してるとドキドキする、という。
シュワッ、と背中に快感が降りた。
一人だけ、テレビを見ていて、この隠語が読み解けたのは自分だけだと思った。
流行語大賞、今年はこれで決まりだ。
『ドキドキしてる?』
西野、俳句の才能もありそうだ。
プレバド、俳句を作る番組に出て欲しい。
市場、いや詩情を感じるのだ。