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私の、机の上の理想郷  作者: せいか
3/10

第三話「フクシュウ」

第3部


まどろみの中で少しずつ夢が覚めていった。昨日焼却場の前でそのまま寝ていたらしい…いっそのこと死ねたら良かったのにと思う。両親は私が一日二日帰らなくても、何の心配もしないだろう。コンクリートの上で寝ていたから少し寒い。今日は…学校を休もう。そのまま帰ろうとした時、渡り廊下を誰かが歩いて来るのが見えて慌てて隠れる。「…でさ、あの後汚いぬいぐるみを燃やしたわけ!すっきりしたークラスの為に努力しましたーって感じ?」「さっすが委員長!やることがすごーい!」「…別に、私はあんなやつ興味なんてないけどね。昔、ちょっとあってむかついただけ。宮田ってやつ知ってる?」「宮田ーぁ?誰それ?類李るい知ってるー?」「知らなーい。」「宮田ってやつとあのぬいぐるみのやつ仲良かったんだよ。まあ、その宮田ってやつは私にびびって転校したけどねー」


しばらく、彼女達の話を聞いていた。やっぱり…美衣ちゃんは徳永さんがっ!運がいいのか、この女子校には小学校からの知り合いが多く入学している。さっきの彼女達も例外ではない。あいつらに…っ!復讐してやるっ!『その心は本当みそ?』「…っ?誰?」『ボクみそ、君の唯一のお友達みそ。』「…みーちゃん?みーちゃんなの?!」『うん、ボクはみーちゃんみそ。君の強い復讐心から生まれた架空のぬいぐるみ…みーちゃんみそ。』みーちゃんが帰って来てくれた?でも…「みーちゃん、みーちゃんの体は全て焼かれたはずだよ。どうしてここにいるの?それに…どうして喋れるの?」『詳しいことは、家に帰ってからにしようみそ。』


家に帰っても、相変わらず両親は不在。その方が都合がいいのだけれど。『この家の両親は相変わらず、涼夏を放置みそ。涼夏の気持ちが分からないクズみそ。』「…みーちゃん、それであなたはどういう存在なの?」『さっきも言ったとおり、ボクは涼夏の強い復讐心から生まれたみそ。だから涼夏が望むなら、学校を全て…いや、地球全てを破壊することだって出来るんだみそ。』「そんなこと…本当に出来るの?」『嘘だと思うなら、ボクの力を見せるみそ。誰か殺したい人がいるみそ?』「…両親。あいつらを…っ!真っ先に殺して!邪魔だから!」『分かったみそ。殺すみそ…だけど、その殺した痛みの半分は…涼夏に返ってくるみそ。』「殺した半分の痛みってこと?」殺した半分の痛み…想像すると全身に痛みが走った様な感じがする。でも、それでも…私の身が滅びたとしても!美衣ちゃんの仇だけは取るからっ!『早速だけど…どんな殺し方がいいみそ?ボクはどんな殺し方でも出来るエキスパートみそ。』「じゃあ…まずは、バラバラからいこうか。」そう言って私は笑ったのだった。



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