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プロローグ 彼
私は名前と種族が分からない。
突然私は、なにも無い場所に生まれた。
僕は回りの妖怪から嫌われていた。
あいつは奇妙が悪い、得体の知れない奴だ、 名前の無い妖怪なんて妖怪じゃない、と言われていた。
そんなある日、私は回りの妖怪から総攻撃された。
私のことが気に入らないのだろうか、私は徹底的に痛め付けられ、住んでいた森を追い出された。
「私は……なにも…していないのに…何で…どうして…」
その事を考えるととても悲しくなり、胸の中が苦しくなった。
私は傷だらけの身体で見知らぬ場所を歩いた。
やがて、足が動かなくなった。そこで私は悟った。
私はこのまま死ぬんだなと。やっとこの悲しみから逃げることができる。そして視界がぼやけて
私は意識を失った