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第73話・トレーディングカードゲームのクラシックバレエ版を企画してみました(お遊びエッセイです) ☆

 私にはチビコという娘がいます。上にはお兄ちゃんもいます。数年前からお兄ちゃんは、トレカ(トレーディングカードゲームの略)にはまりました。お小遣い内で買っていますが、あれはコレクター精神をかなり刺激するものであるらしく、何枚買っても新種が湧き出てきて、お友達の情報交換で知恵をつけてきます。あのシリーズのレアカードが欲しいなどうわごとのように言ったりします。

お兄ちゃんのすることはなんでもしたいチビコもトレカにはまりました。トレカ……私にはなんのことか、さっぱりわかりませんが、お小遣いの範囲内であればお金の使い方に干渉しないようにはしています。

 お兄ちゃんとチビコがはまっているのは、デュエル・マスターズのシリーズなのですが、トレカになじみがない人もいらっしゃるかと思いますので、下記にウィキペディアから引用してまいりました。


 ↓ ↓ ↓

 トレーディングカードゲーム(以下TCG)とは、各プレイヤーがコレクションしたカードの中から、自由に、あるいはルールに則して組み合わせたカードの束(「デッキ」と呼ぶ)を持ち寄り、2人以上で対戦を行うゲームである。原則として、デッキはプレイヤーひとりひとりが1つずつ用意し、同じタイトルでも持ち主が異なるカードやデッキを混ぜて遊ぶことはない。

アメリカの『マジック:ザ・ギャザリング』から始まり、『ポケモンカードゲーム』『遊戯王OCG』『デュエル・マスターズ』などによって日本で大きく広まった。

 ひとつのTCGには通常、何百種類という数のカードが存在し、それぞれのカードにはオリジナルモンスターやアニメーション原作などのキャラクターをはじめ、様々なイラストが描かれている。また、その描かれたイラストに合わせて、カードごとに異なった能力値や効果が与えられ、数字や文章などで表記されている。これらのカードを組み合わせて作るデッキは、非常にバリエーションに富んだものとなり、

特定のキャラクターを中心としたデッキを組み、その個性を楽しむ。ゲームで勝つことを狙い、強力なデッキを作る方法を追求する。誰も思いつかない、オリジナルの戦術を持ったデッキを考える。


 ↑ ↑ ↑ (以上ウィキペディアからの引用終わり)


 カード一枚ずつ見ればなんてことのない、普通のアニメカードです。が、特殊能力、破壊力などの詳細なデータが書かれています。それぞれカードを出して対戦するわけです。

 チビコもなんなくルールを覚え、お兄ちゃんと同じくあぐらをかいてカードの山を積み重ねてココアシガレットを口元に加えたままゲームしてる。その鬼気迫る勝負の様子は、まだ小学生なのに大昔の映画のオンナ博徒みたいな感じです。

 私の子ども時代のカードゲームと言えばトランプやUNOぐらいだったのですが、今はトレカなんですよね。試しに一枚モンスターの特徴を読むと結構よくできている。

 そこで私は思いつきました。バレエ好きの私は、もっとバレエがブームになればトレカにして売り出されば、おもしろいのではないかと!

 どこからか「ばーか」 という言葉が投げつけられそうで怖いのですが、実際に作って売っている業者さんはいないので多分私が世界初の企画者、創始者です。生き馬の目を抜くゲーム業界も異論はないでしょうし、作る気ゼロでしょう。なのでアイデアの買い取りもないでしょう。だからここに書いておきますね。



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カードにはそれぞれのファーストネームが書いてあります。名前はなんでもいいや。ユメカ、ホノカ、アイゾメ、グラス、お花でも宝石でもいいや。

 それと親しみやすいイラストも。イラストは絶対に大事。かわいいそして美しく気高く……そういう絵柄がいいな。格調高いながらも小さな子どもでもカードに親しみながら、デザインにも詳しくなる、そういうのがいいですね。もちろんカードの中のキャラクターは、一枚ずつバレエのポーズを取っています。

 バレエトレカも、同じカードはないのです。


 普通の歩兵? といった下っ端のカードは三歳のチビさんがイラストになっています。三歳、四歳、五歳といわば未就学児カード。足一番、二番など基本のポーズで必ずバーが一緒です。これらはパワーもほぼゼロで経験値もゼロ。しかし、集団で踊る(集めると) とかわいいパワーが出てきて、結構つよくなります。

 未就学児の男の子のイラストカードはレアなので、一枚だけあっても強いことにします。小さい男の子、学生の男の子などまだプロではなくとも、バレエ男子カードは数が少ないので、女の子とパ・ド・ドゥとくめたらレアカードと同じぐらい威力をもてることとします。

 こういうのって、どうですか?


 もちろん、それぞれのカードの個性があって、長所と短所があります。第三アラベスクがきれいに決まるコや、フェッテが得意、などね。ダンサー志望マークがついたカードが出ると、クラシックバレエの演目と組み合わせて発表会チェック、コンクールチェック。あがると入団、さらにプリマを目指すと。

 どのカードも通常のパワー、柔軟度、技術度、魅力度、独創性、性格なども明記されています。特に性格度には地雷カードもあって、カード自体はとてもかわいいのに協調性ゼロというもの。

 それが出てくると一緒に行動するチームメイトや観客からブーイングが飛ぶようになる → ゲーム大負けになるというもの。

 そして女の子にはポワントカードが派生します。ポワントもたくさん種類があるのでメーカーを明記してもいいかも。ティアラ、タンバリン、大きな扇も武器になります。チュチュなどのお衣装を持っているものが増えれば増えるほど踊れる演目が増えるので強くなります。

 レアカードはコンクール優勝者を経たプロダンサーです。これは実名ダンサーや実在するバレエ団の名前を出してもおもしろいかもしれません。殿堂入りカードも。例えばプリセツカヤさんやワガノワさんなどね。

 ……連想は広がっていきます。考えるだけでも、楽しいですよね……と私だけでしょうけど。

 こんな感じで、短いですが思い付きでざっと書いてみました。

 いつか詳細に機能データを一枚ずつ書き出してみたいです。トレカといえども案外バレエ史、舞踊学になってしまうかも。

 

 

 

 





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