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第49話・バレリーナAさんに聞きました・前編

 先日プロバレリーナの女性とお話する機会がありましたので今回はそのエッセイ。

 数年前からはお顔は知っていたがレッスンではたまにしかあわない女性。その人も毎日行っているようではないし、私も月に数度しか行かないレッスン。

なので顔だけ知っていて名前は知らない状況でした。そのレッスンには本当に上手な人が集うクラスで見惚れる人が多いのですが同じ振り付けを大勢で踊っていても少しずつにじみ出る個性、というのがありこの人の踊りは好きだなあ、と思っていた一人。

 先生の口先だけの指示でさっと長いアンシェヌマンも躊躇なくこなす。「あの人はプロですか?」 と聞かなくてもプロだとわかる人。最初のころ私と同じくおばさんバレエの生徒が「プロはやっぱり違うわ」 とおっしゃっていたしそれはわかっていた。

 去年の秋ごろその人があるバレエ団の名前入りのパーカーを着たままストレッチをしていたので、思い切って名前を伺ってみた。レッスン前もレッスン中も世間話も何もできるはずがないので、名前だけしっかり記憶して帰宅後にバレエ団名をパソコンに打ち込み検索。そこはバレエ団員のプロフィールも掲載されているところなので初めて彼女のダンサーとしての履歴がわかった。というか私が小学生の時に通っていたところとまったく同じだった。先生の名前まで同じだ。彼女はそこで基礎を習っていた。一緒なのはそこまでで、彼女は週に数回だけでは物足りなくなって本部へ通うようになった。レッスンで腕を磨き長じてバレエコンクールでも一位を取っている。海外留学もして当然のようにプロになっている。

 年やバレエの技術的な面の天地ほどもある差はさておいて「最初のスタート地点が同じ」 というだけで私は彼女に親近感を抱いた。エッセイの都合上その彼女の名前をAさんとする。

 次月、私は一度お話を伺いたいといったら快くOKといただくが海外にいることも多い人だし、私もたまにしか行かないしというわけでのびのびになっていた。ようやく先日会ってゆっくりお話を聞くことができたのである。

(Aさんにはこのエッセイに書きますこと了承していただいています)


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 待ち合わせ場所で、さてバレリーナさんの私服はどんなのだろ、と思っていましたが季節は一月。寒波が来ているのですごく寒い。Aさんは私同様コート&マフラーつきの着ぶくれスタイルで現れました。普通の一般的なOLさんと変わらぬ格好ではあるがさすがに姿勢はよい、が小さく見える。センターレッスンでは空間の使い方が上手であんなに大きく見えるのに。一種の心理的なマジックにかかったような気分になりました。

 わざわざ時間を割いて来ていただいてと恐縮する私。親子ほども年の差があるし、彼女から見たら私は得体のしれない人間だ。警戒のあまり話をしてくれないのではないかと心配でノートもメモも取らずご飯を食べながらという形で話を聞かせていただく。

 

 Aさんのプロとしての活動の話から始めさせていただいた。

 最初の最初はやはり海外のバレエスクール。そこで知己を得、バレエスクールの先生も就職の相談にのってもらうと自然とオーディションの情報もまわってくる。先生やバレエ団員や監督などの紹介、もしくはオーディションに合格して舞台で踊ったらもう立派なプロバレリーナ。

 海外のバレエ団ではシーズン契約という形で同じところに何度も行っている、しかも主役を何度も踊っている。ということはあちらでも実力を認められているのだ。バレエの世界は狭いので何人かの顔見知りを作っているとオーディションのお知らせや監督の口利きができてくるようだ。そのつながりであちこちの国で踊ったりされている。

 ヨーロッパ圏の人たちは隣国つまり他国でも地続きでもあるので国境という概念が私のような日本専門居住者? とは違うと思う。例えば私が日本からよその国へ海を越えて仕事をしたとすると海外へ行ったぞ、という感覚が半端なく出てくる。が、ヨーロッパ圏の人はどうも違うようだ。私にはスイス人の知己がいるが大きな買い物をするときは高速道路で国境を越えてパリまで行くといっていたがそれと似たような感覚なのだろうか。丁度私が県境を超えて通勤したり、小旅行する感覚なのだろうか、そのあたりはよくわからない。(また話が脱線したので次回後半バレエの話に戻ります)










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