第45話・バレエにまつわる金銭的な話
ちょっと浅ましい話かもしれません。発表会にまつわるお金の話は何度も書いてますが、こうして書くこと自体マナー違反かもしれません。けどお金は金持ちでもない私が支払う時は納得ずくで支払いたいです。今回はその話。
発表会直前では毎回何かしら請求されます。お衣装の下にはく下着代など2000円、3000円と。こんなものかと思いますが、金額は少しずつでも積み重なると結構痛いものがあります。
ある発表会終了後、先生がかつらの貸衣装代の請求を忘れていたとかで8000円の請求がきました。このかつらは先生の手作りで装着0秒の簡単なものです。100円ショップでヘアネットを買い、何時間もリボンを1本ずつ結んでつくったというもの。たぶんこれは先生が製作された先生の時給代もあるのでしょう、100円ショップで材料を云々の話をされていたのでチュチュの衣装代だけでいいと思ってたし、もうとっくの昔に貸衣装代を払ったのに、あれってカツラも込みじゃないのかな? うーん……と同じく請求された人と肩をすくめて支払いました。7人いたので先生の懐に入るのが8000円×7ですね。あんなの再利用もできるし、ずっと以前の発表会でも使っていて元もとっているはずなのに先生の金銭的な執着を感じ取れる行動ってちょっとアレですね。
先生自体は基本いい人なのですが、後で先生にさりげなく聞いてみたら予想外に舞台のライト代が10万円余計にかかってしまってと愚痴っていたのでああそれで、と思いました。何でも聞いてみないとわからないものです。先生には先生の苦労があるのでしょう。とまあ今も奇跡的に身バレしてないのでここに書いちゃいましたけど。
別の教室でもっとあからさまだった話も聞いています。だけど面とむかっては怒れないので陰で言われていますね、やはり金銭的なことははっきりとは言えないものです。先生相手には、なかなかね。
お金を払っているのはこちらの方ですが、先生は普段のレッスンから気分よく習いたいものですから、金銭的な話はなかなか口に出せません。イヤならやめたら? になりますから。
私の小さい時でも独身時代もチビコの時でもそうでしたが発表会にかかる収支決算報告はありませんでした。バレエ教室の運営は自営的な事業ですがかなりアバウトですね。先生へのお礼や会費、お中元やお歳暮をお金で徴収されたりしましたがバレエ教室は全国にあちこちあるけど、経営者の人は税金申告とかどうしているのだろうか。とか超現実主義な私は思います。
稽古ごとにまつわるお金のケタが違うのはやはり日舞です。日本舞踊。聞くだけでそんなにお金かかるの、庶民の私には無理だと感じ入りました。特に名取になった人の話は迫力が違います。
私は日舞の発表会を見たことがあり藤娘はきれい、あれなら踊ってみたい~と気軽にいいましたがあれも子供の時からしっかり基礎から本腰を入れて習わないとバレエ以上に見た目が変なようです。日舞は私にとっては、あこがれの稽古事ですね。年取ってからでも日本舞踊はできるだろうし、ぜひしてみたい。だがしたいけど師弟関係の複雑なところもあるしやっぱり稽古事にはお金と人間関係がからむのはどこも一緒のようです。
今回はバレエの上達とは関係のない枝葉の話です。お稽古事の継続は結局自分自身がどこまでやれるかどこまですすみたいかの思いで決まるのでしょう。とりあえず貧乏ながらもバレエレッスンにだけは細々とでも通えるのでそれだけは本当に感謝したいと思っています。
小説などで賞を取れたらバレエ映画を作る~など言っておりますが夢は夢のまま、です。とりあえず上手になりたいという目標は常に目の前にあります。これはとてもありがたいことです。




