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第29話・バレエコンクールにまつわるうわさ・前編

 今回は暴露週刊誌なみに書いてみます。これはうわさ話なのでうわさの域を出ません。だからお上品でよいこのバレエ雑誌は絶対にこういう記事は載せません。私が無名のへたくそなババアリーナ、かつどういうヒモやしがらみがないからこそ書ける話なのです。

 あくまでも根拠なきうわさの話なので某週刊誌ぽい与太話としてお楽しみいただけたら幸いです。


 どういうコンクールでも光栄にもいただける「賞」にはもちろん実力でとっていく。

 だけど、どういうわけか栄えあるコンクールにもなんというか「うわさ」 がついてまわることもある。

 これはバレエに限らない。ピアノなどの楽器類、小説だってそうだし、油絵や児童画のコンクール、小さな会が主催している俳句の賞…いろいろある。

 賞金や受賞者に取材がくるコンクールにはどうしてもトップをとった人となりがクローズアップされるし、賞をとった人がどういう人か、どういう環境にいる人か、どういう教育を受けてきた人かある程度はわかってしまう。なので、それで憶測のもらいやすい人、誤解されやすい人、というのはでてくると思う。

 有名な小説の賞だってとかくついてまわるし、情実はいってんなーと私も思うこともある。某ポプラなんかひどかったし…。ああいうのは真面目に応募するだけバカをみますね。


 近年バレエコンクールは全国的にあちこちある。猫も杓子もバレコン!

 昔は小学生低学年も参加できるバレコンなんか皆無だったのに、今や当たり前のようにある。現にうちのチビコにだって先生はプレバレコンというのがあってですね、バレーシューズで出ることができますよ、いずれチビコちゃんにもバレコンを経験させてあげたらいいでしょうって言われました。

 こんなに小さいのにラ・ベルやキューピッドやれというのか? いまだに今日はバレエやりたくなーい、行きたくなーいとか聞きわけないこといったりするのに。

 バレコンは舞台の上でたった一人で踊るものなので先生と生徒の1対1でのレッスンが必要になっています。もちろん月謝とは別料金発生です。

 まだ基礎もできてないぐずぐずのチビコのためにバレコンのために個人レッスン受けさせてやるのかっ! となると中高校生の生徒と違って時間ももっとかかるし…ということはお金ももっとかかるではないか? 考えるだけでソラオソロシイわっ、うちは金持ちではないっ! 

 …と先生に面とむかってはいえなかったので、うちはそこまではしないです。バレリーナにはさせませんと牽制しておきましたが…。


 今年書家のある分野でこの流派の人にはこの人数まではこの賞をというのが決められてあったと話題になりました。しかも指示したその道の偉い人の書いた直筆のメモが残っている立派な証拠つき。

 そこの流派の人の言い分では、流派に属する人が多ければ多いほど応募者は多くなるのは当たり前でそれを考えれば受賞者も多くなるのは当たり前ではないか、という。

 だがそこの流派の偉い人の鶴の一声で受賞者が流派内で決められるというのはやはり常識的に違和感が出てくる。

 ヤラセで賞をもらってもうれしくはないものだろう、出来レースで賞をとってもそれが果たしてうれしいものか? 名誉に感じるものか? その分野ではそれでよかったと思うのかもしれませんが、世間的には感覚的にどうしてもずれている。そういうことで騒ぎになりました。マスコミで大きく取り上げられ今年は選考会は中止。

 書家の展示会や選考会のバックについていた文部省の偉い人の出席も取りやめというか自粛で欠席という事態になりました。

 そこの分野の世界は暗号みたいで私にはさっぱりわからないですが、これをバレエの世界にあてはめるとバレエは一部の人にはわかっていてもやはりバレエを知らない人からみたら何をどう判断して受賞者を決めるのかまったくわからない、ということがあります。

 バレコンもまた所属するお教室ではある程度の実力はあると認められていても、実力あるメンバーが決戦で何人も揃うと実はどんぐりの背比べ状態、ということがあります。

 みんなまだアマチュアだし甲乙つけにくい。そういうときは所属する先生の影響力があると賞をとりやすい。はっきりいってバレエ協会や主催者側や協賛会社に対する影響力の強さ、もしくは参加者の親の威光とかが有利に働くこともままあると思います。

 これは地方の小さいところ、まだ知名度の低い新し目のバレコンでは特に顕著だと思う。







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