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第17話・性格の悪いバレリーナ・後編

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」続きです。


 またバレエダンサーに限らず宝塚やアイドル、俳優さんなど人気モノの取り巻きの人はその人の踊りのみならずはっきりいってその人の人間性も「神」扱いで崇めてほめたたえるというのも多いから私みたいなのは嫌われるタイプのバレエ好きなんだろうか。

 ファン心理もよくはわからないなりに宝塚狂の友人やファンクラブ同志の上下関係の厳しさを、また聞きながらも知っているので、そういう世界は独特の世界観があるのかもしれません。

 その小さな世界の頂点にたっているその世界の人物で思いあがると、私のように他の世界も知っている人からみたら「性格が悪い」とみられるのではないでしょうか。


 実際会ってがっかりしたその男性ソリストのおかげで死ぬまでは一度はマラーホフさんや熊川さんの踊りを間近に見てかつできたらお話も聞いてみたいな、と思っていたのですが、遠くでひそやか~に自分勝手にまた無言で心の中だけでお慕い申し上げたほうがいいのかとも思う。 


 ただ今回のエッセイは誤解を招きやすいので一言。

 私は私を特別扱いで私だけ話しかけてよ、とか言う意味で書いているわけではありません。

 私は出待ちとかしないし、話しかけて不快なことを言われたわけではないです。(どういうプロ様に向かって一緒にバーレッスンする光栄に浴しても畏れ多いので親しげに話しかけたりはしません )

 でもレッスン場やゲネプロで話さずとも一緒にいる時間が多ければおのずとどういう人かわかってくるものです。


 前シリーズで表立ってケンカしたという例の意地悪な人だって実は元プロのバレリーナ。

 小さい子や上手な人には愛想よくて人気だけど、私のような大人バレエにはほんと冷たい人です。

 私は大先生の教えが好きなので通ってはいますが、その例の人は、大人の初心者がきたら「教えてやる」と称して場所やあいさつの仕方などをねちねちといじめるので続かない、と言われています。

 バレエの世界はほんとうに狭く、その人は元プロだったので私のことは「せっかく私がバレエのことを教えてあげようと思ったのに、反抗されたって○○さんのこと(←私の本名)、すごく悪く言われていましたよ」だそうです。

 やはりその人から気にいられてない人から聞いたです。

 あ、そお?

 でも実際私とその人が言いあっていたときもぐるっと取り巻いて心配そうに見ていた他の生徒たちに「ねえ、あなたたちもそうでしょ、私が正しいでしょ? 」とかいって誰も何も言ってないのに勝手にケンカに引き入れて勝手に自分の味方につけようとしていました。だから現場知らない他人にもそう言って私のことを悪くいって自分を正当化するでしょう。

 そんな人、怖くともなんともありません。心理的に幼稚な人だと思うので私は平気です。

 その人の発言力並びに影響力はどのくらいあるのかは知りませんが、悪意あるうわさを信じて実際私と話したこともないのに、私のことを悪く思う人はそれはそれで 「縁」がない人だと思っています。

 私はケンカしたり悪感情を作りだすためにバレエをしているわけではありません。


 バレエは自分が楽しむためにしているのです。


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 それと関連したもう1つの話をします。

 バレエの先生による生徒への虐待。先生がどう見ても悪い。性格が幼稚、なのだ。一応はバレエ教室の経営者なのに!

 虐待とはまた穏やかではない書き方ですが、身体的ではなくもちろん精神的なものですが。

 うそーと思う話だが実話で私は本人にも会っている…。


 バレエの先生だから幼小時から世話になっている。

 だけど自分を超えそうになったら、もしくは自分の子供を超えそうになったらその才能を握りつぶす人がいるのです。

 コンクールに出したのはいいがある審査員から「この子には才能があるから私の国へこないか」 という誘いを先生が黙って握りつぶして本人には伝えない、へたになるようにしむけた、とか…。

 すごい話だがそこの人たちは発表会や公演時には誰が何の役につくかというのがすごく関心を持たれていて、しかも生徒同士敵愾心をもちあう、というのを聞いている。

 通常は配役発表って「自分が何の役について何を踊れるか、」だと思うが自分よりも他人の配役を気にする段階でもう私はついていけない。

 生徒もしくは団員同士の軋轢がひどいということはそこで教えをされている「先生がそうだから」そうなっているのかもしれません。

 その先生も罪が深い。業が深い。


 対象となったその生徒は精神的につらかっただろう。小さいころから何年もお世話になってここまでバレエを教えてくださった恩のある先生。憎もうにも憎めない。このつらさ。そして認めてくれつつも外に出してもらえない、外部に認めさせてくれるチャンスをくれない、自分の娘にはチャンスをあげるくせに。

 この先生のもとでバレエをしている限り、私は世の中へプロバレリーナとして出ていけないのだ。そういう複雑な思い。

 もちろんその元生徒はそのお教室をやめてすごく遠いけどよそのお教室でのびのびと踊っておられます。

(ちなみに百歩譲って先生側の言い分は未確認です。でもその先生の心理状態には興味ありありです。)


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 今までバレエ万歳なエッセイ満載でしたけど、あえて今回苦言を書いてみました。

 もちろんそんな性格悪いのはごく一部だとは思っています。その一部がそれぞれの持ち場で影響力を持ってたりするから余計、話がややこしくなるんだよね…。

 これを読まれて気を悪くした人がいたら本当に申し訳ないけど、バレエを心から愛しているからこそ本音書くのが私の身上です。



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