第1話・バレエの最初・子供たち ☆
うちのチビコを含めてのバレエ初体験、もしくは超初級の女の子の話です。
大人生徒は先生の動きを見てある程度はできる。だけど子供たちは本当に手とり足とりしてあげないとわからないみたいだな。
以下は自分の小さいころ、習い始めのころを全然覚えてないので娘を見ての話です。
先生はまず足の一番を教えます。
それから手の動きですね。
実はうちのコはおうちでキツネのユビを教えていました。キツネのユビってご存知ですか?
このコは影絵でキツネだけは上手にできるのです。その時の手の形を我が家では「キツネのユビ」 って言ってます。そう、そのキツネのユビの形をそのままにせず、親指と中指をくっつけるのをやめてちょっとだけ離してねというとほんの少しのバレエテイストのオテテになります。まだ小さいので本当にかわいいオテテです。(親の欲目はお許しください)
私が教えたのはそれだけであとは先生におまかせしようと思い何も教えませんでした。それでレッスンにのぞませました。
先生はうちのコの覚えが悪いのではっきりいって四苦八苦されてました。座りこんで足の運びを教えておられました。プライベートのレッスンではないので他の生徒もちゃんとチェックしながらです。
バレエの先生はたぶん一方向だけを見ているようでも鏡などを駆使してどの方向にいる生徒にも目を向けられる特技があるのでしょう。教えができ、かつ上手な先生って曲が終わるとどの生徒にもちゃんとアドバイスをされます。一体いくつのメがあるのだろうといつも感心します。
足五番でシャンジュマンを教えます。足5番だって最初は足を内向きにして5番だと思ってシャンジュマンも内向き、内向きでがんばって踊ってました。見てる分にはかわいかったです。(再度親の欲目はお許しください)
なんでもつまさきは外に向ける! と覚えてきたのはなんと一ヶ月後です。バレエの道の遠さがこの子にもいつか身にしみて感じてくるのだろうなと思います。
肩はどうしても上がってきます。手を上にあげると肩ももれなくついてきていかり肩になってきます。肩下げてね、と毎回注意されてます。軸は当然まっすぐとれてない。膝も曲がってます。
私も最初から上手にはできないことはわが身を省みてますから、がんばれ、とつぶやいて見守ります。
だけど小さい子のレッスンも踊るってこんなに楽しいんだ! と思わせるのが第一なのでいちいち目くじらはたてません。うちのコのレオタードはシンプルテイストなものにしましたが、ひらひらーのかわいいレオタードを着ている子がいますね。私の小さい時はあんなカラフルでチュチュ着てるみたいなのはなかったです。
リボンがついているのもあったし、デザインもよりどりみどりですね。レースのデザインは上品な感じだし。小さい子のレオタードといえども大人に負けない凝りようですね。
そういうのはすごく高いので、チャコットまつりのときにでももしあれば激安でゲットしてこようっと、私は決めましたです。
それにしても小さいコが踊るバレエってなんてかわいいのでしょうか。まだ身体ができあがってないので、おしりもつきだしてアヒルの行進みたい。難しい顔をしてう~んと考え込みながら踊る子、手の動きにあわせて目を大きく見開いて踊る子、とりあえずにこにこして踊る子、みんなかわいい!
ええ、ですので毎週見学させていただいておりますです。
なのでエッセイも再開です。よろしくお願いします。