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Tea time   作者: 新海 明加
8/11

青白い顔

「終わったぁー。」



しっかりチェックして、やっと眠れると思い時計を見る。


4時30分。・・・4時?



「・・・もう寝きゃだよ!!なんでもう4時なの!?」



急いで電気を消して布団に潜り目を瞑る。



(・・・眠れない!!どうしよう(汗))



横になったのはいいが、目が冴えちゃって眠れなくなってしまった。


そんな事をしているうちに、いつもの起床する時間になっていた。


いつの間にか寝ていたが、寝た時間も寝た時間なので眠い。



「おはよう。・・・綾大丈夫か?」


「・・・眠い。あっ、お母さん!私朝ごはんいらない。」


「何言ってんの。食べなきゃお昼まで辛いでしょ!!一口でもいいから食べていきなさい。」



食欲がないのに食べなきゃいけない。


必然的に食べるスピードも遅くなる。



「ご馳走様。」



結局、牛乳1杯で終わった。


支度を済まし家を出る。



「「いってきまーす。」」



1人で言ったつもりが誰かと声が重なる。


お母さんは気にせず



「いってらっしゃい。」



と声をかける。


家を出てから、隣にいる人物に聞いてみることにした。



「・・・なんで祐も一緒なの??」


「なんでって、鏡見てからそんなこと言えよ。そんな青白い顔して・・・お前、絶対歩いてる途中で倒れるぞ。」


「私、1人で行きたいんだけれど。」


「教室着いてからな。」


「そんなの一緒に行ってる様なものじゃん。」


「ふらふらこいでる奴が文句言うな!!」


「大丈夫だから!!」


「はぁー・・・あっ羽音だ。おはよう。」



祐那は目に入った、歩いている羽音に声をかけた。


羽音の方は振り返り微笑みながら



「祐那君、綾菜おはよう。2人が一緒なの珍しいね。」



と返事をした。


周りに人がいるのもあり表の顔。



「・・・羽音、その作り笑顔気持ち悪い。」


「ひどーい!!」


「羽音・・・2人一緒なんじゃなくて、祐がついて来てるだけ。」


「そうなの?」



綾菜の言葉に笑う羽音。



「そうなの。それじゃーまた生徒会で。」



また自転車をこぎ出す綾菜と祐那。


学校行くまでの間に何人かの友達に声をかけた。


やっと学校に着き自転車を駐輪場に停める。



「だから大丈夫だって言った・・・」


「綾!!」



急に眩暈がおき、目の前が真っ白になった。


最後に聞いたのは祐の叫ぶ声。

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