表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Tea time   作者: 新海 明加
4/11

意外な人物

―次の日―


1日もあっという間に終わり、今は放課後。



「綾菜!!今日一緒に帰らない??」



友達が声をかけてくれたのはいいが



「ごめん!!今日、生徒会なの。」



断るしかなかった。



「そっかぁ、生徒会なら仕方ないよ。また今度帰ろうね☆」


「うん♪本当にごめんね。」


「気にしない、気にしない。それじゃー、また明日ね。」


「ありがとう。バイバーイ。」



友達に手を振り、生徒会室に行くことにした。



(はぁー・・・一緒に帰りたかったな。あっ、そういえば!!橘先生に、放課後来るように言われているんだった。急がなきゃ。)



少し急ぎ足で歩き、生徒会室の戸を開ける。


そこには、いるはずが無いと思ってた人物。


それは、和都だった。



「・・・和!?なんでいるの??」


「帰ろうとした所を薫に連行された。」



(あぁ・・・逃げ出そうとした所を捕まったのね。)


「姉ちゃん。」


「私、弟は2人もいません。」


「あと、よろしく。」



と言うなり教室から出て行ってしまった。



「ちょっと!!まだまだ残ってるじゃない!!」



私の声も空しく教室に空しく響いただけだった。


こんなことをしている場合ではなかったと思い出し、急いで職員室に向かった。




―トントン―



扉を叩き、開ける。



「失礼します。3年7組の倉元ですが、橘先生に用があって来ました。」



言い終えるのと同時に



「こっちに来て。」



と声がかかった。



「遅くなってすみません!!・・・如月君は?」



いると思っていた人物がまだ来ていない。



「まだなんだが、何か聞いていないか??」



橘先生も、1番に来ると思っていた人が来なくて、不思議がっている。


持っていた携帯を見てみた。


1通のメールが来ていたので見てみると、ここにいない薫からのだった。



|From 如月薫

|2012/5/21 15:52

|件名 無題

|=========

|休む。      

|   -END-  



(はあっ!?休むって何よ!休むって!!)


「先生。電話かけてくるので、少し待ってて下さい。」


「あぁ。」



少し怒り口調の綾菜に、返事しか出来ない雰囲気があった。


1度職員室を出て、電話をかける。


何度かコール音がしてから出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ