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エッセイ・短編たちのおもちゃ箱  作者: ぽんこつ


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心を込めて

私の作品「約束の木の下で ―忘れられない初恋の記憶―」に中で、クッキーを焼いていた主人公に、手伝っていたおばあちゃんがこう言います。


「上手やな、梨花。見た目も大切やけど、一番大切なのはな……」

私の胸に、そっと手を当てるおばあちゃん。

「こころを込められるかどうかやで、そうしたらちゃんと伝わるんよ」



伝わったって感じた時に、人はとてつもない喜びと感謝を味わいます。

全ての作品に魂を込めて、物語や言の葉を乗せています。

特にこの作品は、全身全霊を入れました。

何度も言いますが、作風は今どきではないです。

全然、全くもって拙いものですが、拙いなりに、ない頭を捻り、心を砕いて、人物に憑依して。


伝わったんだ。

最近、そう感じさせていただくことがありました。

ここ数日、その感動と感謝で、もう、感無量で胸もお腹もいっぱい。


もともと自分が読みたいなって綴った物語で、自分で読み返しては未だに泣いているんですけどね。

読んで頂くだけでもありがたいのに、その感想がちゃんと想いが伝わった言葉を伝えて下さっていて。

ああ、あのおばあちゃんの言葉のように伝わるんだと。


感謝してもしきれない。

ありがとう。


だから、自分も心動かされた作品には感想をちゃんと書こう。

作品を書いてくれてありがとう。

読ませてくれてありがとう。

そう、伝えようって。

このサイトや他のサイトで見つけた素適な物語たちに。

感想やメッセージを送りました。


こういう、感謝の循環の中にいる時の気持ちのまま、創作活動を続けられたらなって。

そう、想い、願い、文章を綴っています。


そしてしっかり時間を取ってその物語たちと向き合いたいと思っている。

今日この頃。

拙文お読み下さりありがとうございます。

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