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あなたに全てをあげるから。

作者: ことり。

彼女「好きです!付き合って下さい。」


彼氏「僕もだよ。」


めでたくカップルになった2人。


ある日のデートの日にご飯を食べに行った。


お会計の時


彼女「私が払うよ。」


彼氏「悪いよー。この前も払ってもらったし。払うよ。」


彼女「大丈夫だから。」


そう言って毎回彼女が払うようになっていった。


ある日彼氏の家に彼女が遊びに来ていた。


彼女「ここの家賃私が今月から払ってあげる。」


彼氏「え?何で?ぼくのうちだよ。仕事してるし払えるよ。」


彼女「大丈夫。払うよ。」


彼氏「なんか申し訳ないな。ありがとう。」


彼氏も借金が少しあったので彼女のに少しの間甘えることにした。


それからと言うもの彼が着る物、食べるも、全てにおいて彼女が彼氏に与えていた。


そして段々と彼氏が働く気力を無くしていき、仕事にも行かず、家に引きこもって彼女なしでは生きていけないようになって行った。



ある日彼女に彼氏が買い物を頼んだ。


彼氏「欲しいものがあるんだ。買って来てくれない?」


彼女「分かったわ。でも何もかもあなたにあげてきたから、今日は私のお願いも聞いてほしいの。」



彼氏「でも僕はお金もないし。でも君のためなら僕にできることなら何でもするよ!」



彼女「ありがとう。じゃあ私と結婚して。」



彼氏「僕はもう君なしでは生きていけない。結婚しよう。」



そして2人は夫婦になり、時は流れた。



次第に彼の方は外に出ないため体は弱り、病気がちになった。そしてついには入院してしまった。



彼女はその状況に待ってましたとばかりに喜んだ。


なぜなら、彼には多額の生命保険が掛けられているから。


彼はそれに気づいて逃げられるか?


いやいや、もう彼女からなしでは生きていけないように洗脳されているからもう無理だろう。


彼女は小さく呟いた。



彼女「あなたに全部あげるから。」


















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