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その男、【世界の守護者】を目指す。~転生前に女神からの試練を乗り越えて万能な力と無限に魔力吸収する特異体質を受け継ぎ、表で平穏な学園生活を謳歌しつつ裏では仲間と暗躍無双する~  作者: 椿紅颯
第五章【正義執行――完全勝利】

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第26話『置手紙にて作戦実行を知る』

『ワンッ』

『キュッ』


 部屋に入るや、2匹のふわふわもふもふから襲撃を受けた。

 今回はさすがに転倒することはないが、足元をスリスリと体を擦りつけられて愛嬌の押し売りをされる。


 このまま撫で回しあげたいところだけど。


「誰も居ないか」


 よし、ならば撫でよう。


 腰を下ろして2匹の背中や尻尾、顎の下なんかを撫で撫で。

 このまま撫でまわし続けたり抱っこしてあげたいけど、3人がもしも帰ってきたら変な目で満たれそうだからとりあえずソファに移動しよう。


「ん?」


 テーブルに手紙が置いてあり、座りながら手に取る。

 流れでソファに腰を下ろすと、右に黒もふ犬、左に白もふ狐が膝の上で『ハァハァ』『ハッハッ』と撫で撫でを要求して甘えてきた。

 このまま欲望に任せて撫で回して甘やかしたい気分をグッと堪え、折り畳まれた手紙を開いて中身を確認。


――――――――――――――――――――

 ユシアへ。


 私たちは、このまま闇組織のアジトへ潜入することにしたわ。


 報告していた少女がアジトへ運ばれているところを発見したの。一応、その場で対応しようと思ったのだけれど、表で騒ぎになるのを避けてユシアへこの手紙を残すことを決めたわ。


 あと、衣類を用意してくれてありがとう。

 だけど今はコートだけを借りることにして、制服は今回の一件が終わったらいただこうと思うわ。


 最後に、もしも騒ぎになってあなたに迷惑をかけてしまったらごめんなさい。


 エリーゼより。

――――――――――――――――――――


 衣類に関しては俺じゃなく、たぶん神様が用意してくれたんだろう。

 制服とか書いてあるぐらいだから、俺の服装に合わせてくれたのかな。

 これで問題は食事になったというわけで、金銭的には大分余裕ができたからよかった。


「――ふむ」


 いやいやいや、普通にヤバい状況になってない?


 彼女たちの実力を持ってしたら、カナリを救出して闇組織のアジトとか構成員も壊滅させることができるだろう。

 それに事態に疑う余地はない。


 でもさ、俺はいろいろと考えてみたわけですよ。


 そもそもの話、どうして闇組織というヤツらは普通じゃない存在を集めているわけ?

 エルフと妖精のハーフ、アルビノの龍、吸血鬼と魔人のハーフ――この黒い犬と白い狐も希少な存在ということなんだろう、たぶん。


 で、だ。


 このもふもふたちとは戦っていないからわからないけど、3人はかなりの実力だった。

 そんな彼女たちをどうやって抵抗されず捕らえられていた? 普通に考えたら、彼女たちよりも凄い実力を有していないと不可能だ。

 もしくは、彼女たちを抑え込めるだけの……どう、魔道具的な魔装具的なやつで魔力を制御したりしないとどう考えても無理。

 空論でしかないけど、この世界で戦うとなれば少なからず魔力を使用するし、彼女たちは俺との戦いで魔力を使用していた。

 ロイツはどうだったっけ?


「困ったな」


 探知をしようと思えば、たぶんできる……と言いたいけど、ある程度の場所がわからないと無理な気がする。

 国全体を囲む結界を展開して、別の人間に観測される可能性があるし、そもそも自分が耐えられるのかわからない。

 じゃあ展開、解除、展開、解除を繰り返して走り回ったとして不祥事に駆け付けられるか不明だ。


 彼女たちの実力を加味したら過保護な気もするけど、もしもの場合、反撃されて再び捕まる可能性が大いにある。

 カナリだってそうだ、少なからず抵抗はしたはずだ。

 本気を出していたら、どこかで騒ぎになっていてもおかしくはないし物損跡が派手に残っているであろう、そこまで遠くない場所で。


 てかさ、なんだかよくわからない契約だか聖痕だかって、こういうときに役立たずしていつ意味を成すんだーよ。


「ん?」

『ワンッ!』

『キュッ!』


 黒もふと白もふがソファから降りて、お座りをしている。


「どうした?」


 何かを伝えようとしている気がするけど、さすがに動物の言葉は理解できない。


 鼻をクンクン動かして頭を振ったり、地面に擦り付けたりしている。

 なんだ、なんなんだ。

 こんなタイミングでご飯? まさかのお散歩? ソファより床の感触が好き? もしかして俺に休めって言ってる?

 わからん、わからんぞ。

 眺めているだけで可愛らしい行動ではあるけど、たぶんそういう意味で捉えてはいけない気がする。


「ん」


 可能性の話。


 元来、犬と言えば嗅覚が人間の何倍だか忘れたけどいいはず。

 撫で回していたかはわからないけど、一緒の空間に居たのであれば匂いを覚えていたとしても不思議じゃない。

 狐は……わからないけど、九尾狐とかの妖怪を想像すれば魔力のイメージに結び付く。


 推測での話。


 であれば、黒いもふもふは嗅覚を活かして捜索することができ、白いもふもふは嗅覚? で魔力を追うことができる。


「追うことはできるか」

『ワン!』

『キュ!』

「――よろしく頼む」


 俺は言語を理解することはできないけど、2匹は人間の言葉が理解できて助かった。


 この出会いに感謝しよう。


「さあ、迷子になった仲間たちを連れ戻しに行こう」

ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございます!


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この2点を、ポチポチっとしていただけると幸いです。


読者の皆様から応援していただけるだけで、モチベーション維持や執筆の励みとなります!

より多くの皆様へこの作品が届いてほしいと思っていますので、どうかお力添えいただけないでしょうか!


まだまだ更新していきますので、どうかよろしくお願い致します!!!!

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