表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者日記  作者: かざむき
妖精の国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/660

九十四日目

太陽暦934年 8月7日 小雨

ゼノン=クロック 16歳


 はてさてなて、魔竜討伐へと出発しました。追加の増援は現地で合流することになっているが、その戦力は微々たるもの。ここの戦力がメインである。

 目指すは南の森を抜け、更に南。この島の南端に位置する巨大な岩山である。岩山には大きな窪みができているらしく、魔竜はそこを寝床にしているのだそう。魔竜に知性は感じられず、竜の因子を持った魔物と言った位置づけで間違いないとのこと。

 発生原因としては、未だ不明ではあり、先日の南の森での騒動等との関連性なども視野に入れて調査しているらしい。まあ、魔竜の発生原因としては竜の因子を宿したものと強大な魔力が組み合わさることで低確率で起こるそうなので、自然発生したという可能性も無い訳では無いのだが。


 その魔竜の基本的に攻撃方法は、その巨体を利用した質量攻撃がメインらしい。一見そんなものかと思うかも知れないが、デカい奴が暴れるというだけで十分脅威なのだ。妖精でもそれは同じ。強力な力の塊、特に竜という神秘の塊は、ときに魔法という概念すらも弾き返す。故に妖精は得意の魔法を十分に扱えない土俵で戦うことになる。油断の一つもしてはいけない。

 過去の魔竜では、炎を吐いたり、大気を操ったり、大規模な放電をしたりなどの例があるので、一応そう言う特殊系のやつも気を付けておけとヨーキーさんから言われた。


 正直、俺はとても怖い。昨日は魔竜討伐という字ずらに少し興奮していたのだが、いざ討伐に向かうとなると怖くて仕方ないのだ。隣人の死、何より俺自身の死も怖い。でもそれ以上に、何か悪いことが起こる気がする。俺は妖精ではないが、それでも直感が当たりやすいという自負が昔からある。それが魔竜によるものなのかは分からない。

 今書きながら思ったのだが、先輩騎士の言っていた直感はこの魔竜のことなのだろうか。この魔竜は全くの偶然で、実際の事件はまだ身を潜めているのではないだろうか。もしくは、俺達が邪魔だったから、魔竜を出現させて南の町から引きはがしたとか。


 流石に考えすぎか。

 取り敢えず、今日は明日に向けてしっかりと休むことにしよう。日記が途絶えたら、まあそういうことだと思っといてくれ。あ、でも、俺が死んだらこれを読む未来の俺もいないことになるから、別に良いか。


―――――――――――

所持金:189431スター、15246マニー

身分証:冒険者証(赤)、騎士章

武器等:偽装剣(カフェリアから貰った)、俺の愛剣(ハルル産)、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:魔法の眼鏡、魔法のカラーコンタクト、魔法のローブ

所持品:開かずの小瓶、火打石、干し肉、薬草、水筒、方位磁針、救急用具、羽ペン、鉄板等の焼肉セット、焼き肉のタレ、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔術式連絡紙、龍鱗

―――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ