九十三日目
太陽暦934年 8月6日 曇り
ゼノン=クロック 16歳
さて、魔竜討伐に向けての日程が決まった。出発は明日。討伐作戦については明後日に行うとのこと。現地にいる妖精騎士からの連絡では魔竜としてはそこまで強大ではないらしく、今の戦力でも十分に準備をして行けば問題ないとのこと。
裏を返せば、そこまでヤバいと言われていない竜であったとしても、今いる戦力でないと犠牲なしで討伐することは難しいということである。妖精であってこれなのだ。人間の力だけならば竜を一体討伐するためにどれだけの犠牲が必要になるというのやら。
で、今日やったことであるが、物資の買い出し、武器の手入れ後、サーシャとの連携の見直しである。
買い出しについてだが、遠征には勿論食料、水がいる。魔竜の発生場所は幸か不幸かあまり里等がなく、あまりしっかりとした調査も行われている場所ではないため何が起こるかわからない。それこそ空腹で全力が出せませんとなれば、笑いごとではないのでしっかりとした準備が必要なのだ。小道具とかも買おうと思ったのだが、そこら辺は各自で用意するから良いと言われた。
武器の手入れと特にサーシャとの連携についてだが、今回俺が出る幕はあまりないことが予想される。それでも俺が出ないという保証はないので、しっかりと戦える準備をしていく必要がある。
いろいろ考えたのだが、結局俺の役割としては視線誘導からの危なくなってからの奪光石と流星のコンボで即時離脱といった感じになりそうだ。予想の範疇だが、俺は流星以外で魔竜の鱗をぶち抜ける攻撃力を持っていない。なので、突破することができそうなサーシャやオーデットさんが攻撃しやすいような隙を作ることの方が良いという話になった。
俺としては作戦に参加できるだけでうれしいので特に不満はない。これを期に経験をしっかり積んでいきたいと思う。
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所持金:189431スター、15246マニー
身分証:冒険者証(赤)、騎士章
武器等:偽装剣(カフェリアから貰った)、俺の愛剣(ハルル産)、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー
装備等:魔法の眼鏡、魔法のカラーコンタクト、魔法のローブ
所持品:開かずの小瓶、火打石、干し肉、薬草、水筒、方位磁針、救急用具、羽ペン、鉄板等の焼肉セット、焼き肉のタレ、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔術式連絡紙、龍鱗
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