表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者日記  作者: かざむき
妖精の国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/658

八十七日目

太陽暦934年 7月31日 小雨

ゼノン=クロック 16歳


 本日も特に命令はなく、朝は俺とサーシャで町をぶらぶらしていた。しっかりと予定とか固めてくるものだと思っていたのだが、大抵の場合はこんな感じでゆるりと調査を進めていくのだと。

 ガツガツ調査すると民に敵意とかを持たれてしまうことがあるらしく、どちらかと生活しながら観察するというやり方がいつの間にか主体になってきたらしい。想像よりも長期の任務になりそうだと思った。

 取り敢えず、今日は自由に行動できるということで、俺はサーシャに一か月ぐらい前にあった南の森で起こった地形破壊の暴威の原因の調査に行かないかと誘ってみた。


「わかった。不明点も多いし、もしかしたら今回の件にも関係があるかもしれないし。」


 サーシャは快く承諾してくれたので、昼飯を食べてから俺達は南の森に行くことになった。


 森の奥の方に行くと、以前と同じように地面は滅茶苦茶な状態であった。そして、当時は分からなかったが、今ではここに凄まじい魔力が残っていることもしっかり感じられる。

 この妖精達の住む世界において、植物の成長というのはとても速い。俺達の世界では数十年かけてできる大木もこの世界では数日から数か月で生えてくる。そして、そんな環境であるにも関わらず、この空間では一切の植物が新たに生えてくる気配が見えない。


「軍の調査隊は無能。」


 サーシャはボソッとそんなことを呟いていたが、ちょっと怖かったのでそれについて質問する気にはなれなかった。予想ではあるが、軍部は騎士団に調査の情報共有をあまりしていなかったのだろう。

 軍は国の所有物であり、騎士団は名目上は少なくともどこにも縛られない自由な組織だ。確執の一つや二つ、十や百あってもおかしくはない。


 俺とサーシャで調査を進めていると、そこにヨーキーさんとオーデットさんもやって来た。


「おっ、流石サーシャさん。ここを調査しにくるとはお目が高い。」

「提案したのはファル。」

「まさかの新人君! 将来有望だね。」


 日も既に落ちていたということで、この後サーシャがヨーキーさんに情報を共有したところで俺とサーシャは二人と交代で南の町に戻ることにした。


 今日の森の調査はとても疲れた。魔力酔いと言うのだろうか。ちょっと感じ取れるようになっただけで船酔いのようにしんどかった。一か月前、妖精が森に近づこうとしなかったことがとても分かった気がした。


―――――――――――

所持金:229483スター、15246マニー

身分証:冒険者証(赤)、騎士章

武器等:偽装剣(カフェリアから貰った)、俺の愛剣(ハルル産)、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:魔法の眼鏡、魔法のカラーコンタクト、魔法のローブ

所持品:開かずの小瓶、火打石、干し肉、薬草、水筒、方位磁針、救急用具、羽ペン、鉄板等の焼肉セット、焼き肉のタレ、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔術式連絡紙

―――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ