表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者日記  作者: かざむき
妖精の国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
86/758

八十四日目

太陽暦934年 7月28日 曇り

ゼノン=クロック 16歳


 はてさてなて、かなり大変なことになった。

 突然ではあるが、最近南の町の妖精を中心に不穏な動きがあるとの情報が入ってきた。具体的にどのような問題があるのかは分かっていないが、ベテラン妖精騎士が言うには「俺の直感がやばいと語り掛けてくる。」と言っていた。

 直感だから、と馬鹿にしてはいけない。妖精の抱いた確かな直感は未来予知のレベルになる。つまり、南の町で何かがあることはほぼ確実であると言っても良いだろう。こういう系の調査は大抵危険な任務になると相場で決まっている。

 で、何が大変かって、俺も調査隊の一人に選ばれてしまったという事だ。普通ならこんな入団して一か月も経っていない新人にこういう系の任務は任されないのだが、サーシャとペアということで選ばれてしまった。

 まあ、先輩方からは「経験は早く積んどいたほうが有利だよ。」とか言われたので、頑張るけど。


 やばい。今の俺妖精騎士に骨を埋めるような考えしてた気がする。直近の俺の目的はこの妖精の国から出て、元の世界に戻ることだ。いや、その前に騎士団で何かあった時にカフェリアに情報を知らせる仕事を全うしなければいけないな。


 まあ一旦、目の前の南の町の調査の任務に集中することにしよう。向かう人数は俺含めて八人。俺が知っているメンバーとしてはサーシャ、ステゴさん、そしてバーリングがいた。バーリングはどうやら、同期の妖精とはペアを組んでいないようで、俺と同じでその相方に引っ張られて今回の任務に参加することになったとのこと。


 今回のチームリーダーは何と妖精騎士団副隊長であるオーデットである。彼は髑髏の仮面を被り、大きな黒いローブを身に付けた死神のような見た目をした妖精だ。フードも深く被っており、顔どころか、彼の髪の色すらみんな知らないとのこと。ローブの下には黒と濃紺を基調とした鎧を着ており、武器は大剣を使う。

 単純な実力は騎士団トップと言う者も多く、サーシャでも彼の剣について行けないとのこと。普段は任務に出ることもあまりなく、ひたすら修練をしているイメージが根付いているのか、今回チームリーダーが発表されたとき、先輩方は結構ざわついていた。


「チームリーダーに選出されたオーデットだ。長の命とあらば、この剣を振るうとしよう。」


 腹に響くような低い声。力強くそして厳格な、そんな声色だった。一瞬で空気が彼に飲まれて沈黙する。髑髏の眼の奥には淡い青い光が揺らめいており、その眼は何もかも見通してしまうような気がした。


 出発は明日。取り敢えず頑張ろうと思う。


―――――――――――

所持金:35049スター、15246マニー

身分証:冒険者証(赤)、騎士章

武器等:偽装剣(カフェリアから貰った)、俺の愛剣(ハルル産)、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:魔法の眼鏡、魔法のカラーコンタクト、魔法のローブ

所持品:開かずの小瓶、火打石、干し肉、薬草、水筒、方位磁針、救急用具、羽ペン、鉄板等の焼肉セット、焼き肉のタレ、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔術式連絡紙

―――――――――――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ