表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者日記  作者: かざむき
妖精の国編
84/395

八十二日目

太陽暦934年 7月26日 曇り

ゼノン=クロック 16歳


 はてさてなて、今日は面白い発見があった。

 なんと魔術が成功しました。やったね!


 まあ、狙った通りのやり方でできたという訳ではないんだけどね。今日もうまく行かないなとか思って久しぶりに笛でも吹いてたわけ。で、そのときに急に周りあった物がが動いた訳。周囲の状態から見て、俺を中心に渦を描いたように風が吹いたようだった。


 室内で風が吹くなんてこと普通は在り得ないと思って、何回か笛を吹いて試してみたんだよ。で、少し魔力を込めて笛を吹いてみたんだ。すると次は炎がポンっと現れた。一瞬で消えたけど。


 魔術書を開いて調べてみると案の定、音楽と魔術の関係が示されている項目があった。どうやら、音程や込める魔力の量やタイミング、息遣いによって細かく発揮される効果が異なるとのこと。

 ルールに関してはざっくりと分かったが、かなり熟練した演奏能力が必要な事もよく分かった。そして、魔術が使えたことでざっくりとではあるが、魔術に対しての理解力は上がった気がする。まあ、言語化が不可能なこともよく理解できたけどね。


 なんて言ったら良いんだろうか、二次元空間や三次元空間で、四次元空間や五次元空間をうまく表せない感じ、みたいな? まあ、俺には四次元も五次元も分からないんだけど。もし違ってたら、嫌だし先に謝っとこう。


 出鱈目言ってすいませんでした!


 うん。これで良いだろう。


 で、話を魔術に戻して、笛とかを使わないやつに関してはまだ出来ていない。これはまだまだ課題になってきそうだ。で、魔力操作についてなんだが、これは一気に精度が上がった確実に上がっただろう。ワイヤーでちょっと試してみたのだが、前回よりも思った通りに動かせることができた。

 やっぱり、偶然でも魔術で自分の魔力の流れをしっかり実感するのは重要なんだなと思った。


 あと、同期の奴らの大半に俺が時々笛を吹いていることがバレた。と言うことで、「鉄板」であった俺の渾名に「笛吹き」が追加された。まあ、呼ぶやつも限られているし特に気にする必要はないだろう。




―――――――――――

所持金:39549スター、15246マニー

身分証:冒険者証(赤)、騎士章

武器等:偽装剣(カフェリアから貰った)、俺の愛剣(ハルル産)、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:魔法の眼鏡、魔法のカラーコンタクト、魔法のローブ

所持品:開かずの小瓶、火打石、干し肉、薬草、水筒、方位磁針、救急用具、羽ペン、鉄板等の焼肉セット、焼き肉のタレ、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔術式連絡紙

―――――――――――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ