七十日目
太陽暦934年 7月14日 雨
ゼノン=クロック 16歳
今日から、所持品とかも文の最後に記録することにした。一度荷物を整理したのだが、色々持ってるなと思った。
で、昨日言った寮の同室について補足が入った。
妖精騎士では、基本二人一組で行動するようで、それは寮でも同じということらしい。つまり、同室のやつがペアになるということだ。
俺が剣士であることを考えると、遠距離を補える弓兵や放出系の魔法を使う奴が望ましいのだが、そんなにうまく見つからないのが常である。
何人かに声を掛けてみたのだが、正直に俺が前衛として頼りないと断られてしまった。
まあ、俺のパワー的に、真正面からぶつかるのが苦手なタイプなので仕方ないと言えばそうなってしまう。
妖精たちの体力についていけるように精進する必要があることを改めて実感した。
そう言えば、今日もサーシャにぶっ飛ばされまくった。サーシャが手加減してくれているのか、それとも俺の受け身が上手くなったのか、一撃で壁にぶつかって失神するようなことは起こらなかった。
受け流しは、レイとの修行である程度学んだつもりだったが、まだまだ甘いということを思い知らされた。
「大丈夫? 体痛めてない? 医務室に行く?」
サーシャはえらく俺の身体のことを心配してくれた。妖精はこの程度の打撲では、くたばらないような体の構造をしてるので、もしかしたら俺が人間だってことがバレている可能性があるな、と思った。
もし、それが本当であったならば、どうにかしてそのことを秘密にしてもらわないといけない。
妖精と何かしらの約束事をするために必要な物。
興味がありそうな物、または弱みを握るなどが良いだろうか。
取り敢えず、情報を得るためには、彼女と仲良くなることが一番大事だな。
女性とのコミュニケーション、自信ないな。できるかな。頑張るしかないな。
まあ、そんなことより明日以降の訓練を生き残ることが先決だな。
明日も頑張るぞ!
―――――――――――
所持金:95362スター、15246マニー
身分証:冒険者証(赤)、騎士章
武器等:妖精偽装の剣、ハルル産の剣、笛
装備等:魔法の眼鏡、魔法のカラーコンタクト、魔法のローブ
所持品:開かずの小瓶、火打石、干し肉、薬草、水筒、方位磁針、救急用具、羽ペン
―――――――――――




