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勇者日記  作者: かざむき
魔物の国編

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六百十六日目

太陽暦936年 1月10日(土) ?

ゼノン・クロック 17歳


 はてさてなて、今日も休日。

 ヘーテスが来た。どうして?


「面白そうな集まりがあったからな。あと、礼も兼てな」


 礼というのは俺ではなくミーリャとカフェリアに向けてだった。


「狭間の妖精カフェリア・ミーキストリー・スターズリー、ならびにその分体であるミーリャ・クロック。今回は助かった。ありがとう。正直な話をさせて貰うとお前達を舐めていた。あそこまでお嬢や槍兵が手伝ったとは言え、魔王を弱体化させ、そしてこの国、この世界で古の魔王の復活の芽を完全に摘んだのはお前達の活躍あってだ。もちろん、その周りの仲間やこの国の兵士、犠牲になった者達含めてな。」


 ヘーテスとしては古の魔王がこの世界を壊滅、もしくは従僕させる状況を想定していたようでこの世界で解決できるとは思っていなかったのだそう。


カフェリア:まあ、妥当な判断ではあるからね。

ヘーテス:かの魔王であったのならば、この世界の万物は瞬く間に呪殺されていただろうからな。


 あの~、普通に人の日記に参加しないで貰えます?


ヘーテス:面白いことをやってる奴がいたんだ。参加しない手はないだろう。


カフェリア:まあ、細かいことは良いじゃないか。で、ヘーテス殿、こちらからも礼を言うよ。君と君の王の助けがなければ僕も八方塞がりだった。感謝するよ。


ヘーテス:やめろ。お前から感謝されると裏があるんじゃないかと勘繰っちまう。


カフェリア:おや、それほどまでにミーキストリーという妖精は困り者だったのかい?


ヘーテス:勿論だ。七曜のメンツにまともな奴はいなかった。まあ、その話は別に知っているだろう? だから少し魔王について話しておこうと思う。その存在を語り残すことがせめてもの供養だからな。


 どんな人だったんだ?


ヘーテス:そうだな。優れた統治者であった。魔界を統べる王。呪いの王とも呼ばれ、呪法や呪術の扱いに関しては誰よりも優れていた。まさしく賢王であり、民から慕われていた。


カフェリア:ではどうして、あそこまで人を憎み呪ったんだい? いや、世界を呪ったんだい?


ヘーテス:人類の自業自得と言えば話は早い。優れた王というのは民にとってはうれしい限りだが、他国から見れば脅威そのものだ。人の神は己なき後の人の世を憂いた。だから、滅ぼした。その全てを。


カフェリア:結果、魔王は人を呪ったという訳だね。


ヘーテス:ああ。もう随分と前になる。文字通り魔族は消滅した。魔獣と言う魔王の呪いの残滓を残して。そしてその呪いは魔王を復活させようとした。その顛末が千年前であり、そのたくらみは利用され、そして阻止され今の魔王が生まれた。


 いろいろ複雑な話なんだな。


ヘーテス:今回の呪いは魔王としても不本意のものだったんだろう。同胞を殺してもよいと思えるほどの復讐心の塊と復讐心が切り離された塊に分裂できたぐらいだ。


カフェリア:それはそうと、もし完全顕現していた場合どうなってたんだ? この世界が滅んだあと、基軸世界でも暴れるのかい?


ヘーテス:この世界と基軸世界の狭間で俺が魔王を滅ぼすだけだ。


カフェリア:確かに、基軸世界への入り口を門と解釈すれば、可能ではあるのか。


 どういうこと?


カフェリア:この悪魔は門の前ならば最強なんだよ。比喩ではなく事実としてね。


ヘーテス:少なくとも現代において普通の俺に勝てるやつもそういないけどな。


 化け物ってことでオケ?


カフェリア:そうだね。


―――――――――――

所持金:99525マニー、98760ゴールド

貯金額:901700マニー、84913スター

身分証:冒険者証(緑)、騎士章、迷宮探索許可証

武器等:魔法の剣(雷撃、重量変化)、丘の剣、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:ヤーピリオンの腕輪(魔力貯蔵)、竜麟製のペンダント(身体操作)、夜火華の指輪

所持品:開かずの小瓶、黒晶玉、羽ペン、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔法の眼鏡、魔術式連絡紙、大学合格通知書、釣り道具、簡易折り畳みテント、勉強会での集合写真、邪龍の鱗(エリエスの邪龍)

魔法等:流星の魔法、静止の魔眼、幻破りの魔眼

仲間:ミーリャ、ルウォ(キンジオオカミ)

―――――――――――

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