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勇者日記  作者: かざむき
妖精の国編

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六十二日目

太陽暦934年 7月6日 雷雨 ゼノン=クロック 16歳 所持金104350スター、15246マニー


 はてさてなて、行動を起こそうと昨日決意したのは良いモノの、今日は生憎の雷雨。しかも、数十年に一度あるかどうかの大雨であるようだ。

 降り注がれる雨水はまるで滝のようであり、地面は一瞬にして洪水になった。と言うか、一部の妖精は洪水になるように魔法で降水量を意図的に増やしていた。


 外を見ると水で溢れた王都を泳ぐ妖精の姿が多く見られた。彼らにとって、大雨とは楽しいイベントの一つのようだ。雷が度々落ちていたが、彼らにとってその程度はちょっと痛い程度の刺激らしく今日も妖精の理不尽さを思い知らされた気がした。


 まあ、勿論水や雷に弱い妖精がいない訳でもない。そういう妖精はこの館や王城、貴族の家に避難している。どうやら、妖精においても、市民からの人気というのは重要らしく、こういった避難所の設置や興行の開催、誘致などでアピールをしているらしい。

 それは勿論、この館も例外ではない。普段は広い館であるが、気が付けば至る所に避難してきた妖精たちの姿があった。俺は一応奴隷であるのでジャーニーさんにやれることはないかと聞きに行ってみたのだが、


「ゼノンにやって貰えることは特にありません。」


 と、きっぱり追い返された。何でもまだまだ未熟者であるから外に出すには恥ずかしいのだと。やはり、王族の奴隷となると求められるレベルはとても高いなと実感した。


「ジャーニーって厳しいよな。」


 その時、俺の隣にはレイもおり、彼もジャーニーに「必要ない。」と突っぱねられた。あと、ついでにと言ってはなんだが、部屋もいつもとは違う場所に移動している。何でかは知らないが俺とレイは同室、扉の間?という表現が正しいかはわからないが、カフェリアもなぜかこの扉に住んでいて欲しいとジャーニーから言われて引っ越してきていた。まあ、雰囲気を見ると初めから移動するつもりだったようだが。


「暇だね。ゼノン笛で音楽を奏でて。レイはそれに合わせて剣舞を踊ってよ。」


 カフェリアの暇つぶしはいつもより疲れた。今までで一番奴隷らしくしていた気がする。

 最近は笛の練習時間も十分とれているので弾ける曲もかなり増えてきた。それでもやっぱり演奏家とかそう言うのには全く届かないことを実感させられる。

 昔、どこかで演奏家や音楽家の演奏というのを聞いたことがある気がするのだが、俺の記憶が正しければそれは一種の魔法のようであった。彼らの奏でる音楽は周囲の雰囲気を一変させ、人々の気分を変化させる。

 ある意味、その音楽が続いている間、その周囲の世界を塗り替えていると言っても過言ではない。いや流石に過言だったか。

 ノーフェス曰く、その瞬間において、気分や調子を変化させる効力は、そういう系の魔術と比べても圧倒的に音楽が勝っているのだとか。

 やはり、音楽。音楽は世界を救う!

 名だたる英雄は凄い武器を持っていたというが、俺は音楽もサブウェポンとして魔王に挑んでやる!



追記

 ちょっと時間を空けて、見直したけど、俺は何を思って最後の方書いてたんだろ。

 

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