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勇者日記  作者: かざむき
魔物の国編
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五百九十四日目

太陽暦935年 12月19日(金) ?

ゼノン・クロック 17歳


 はてさてなて、ネタがない。

 

カフェリア:今日も色々あったじゃないか。町の子供と話したとか、議会の資料集めとか。


 いや~、なんか書くほどの事でもないなって。というか議会については同じことが続きすぎてなんか、書くの嫌というか、何より俺じゃなくてほとんどカフェリアがやってくれたことだし。


カフェリア:やったことを書くのが日記と言うものだよ。面白みはその次だ。


 それって書いてて楽しい?


カフェリア:その思考に至ったのなら何も言えないかな。でも、未来の君はそんな日常にクスッとするものだよ。


 やっぱりカフェリアの感性って人生二週目みたいな感じがあるな。


カフェリア:過去視の影響だろうね。幸福も不幸も視た。ならば僕の人生は楽しくありたいね。


 満足しないところが流石だな。


カフェリア:達観は楽だけど、そこに喜怒哀楽はないからね。楽だけど平坦な人生と、しんどくて激しい人生なら僕は後者をとるよ。君の場合は、なんだろうね。とりあえず走り出してから考えるって感じかな。


 適当だな。


カフェリア:適当に生きてるだろう? そうでなければ王になるなんてしないし、まず魔王討伐も宣言してない。魔王討伐をする明確な理由、決まってないんだろう?


 そうだな。価値観として魔王や魔族は悪っていうところがあったからな。事実として魔族と人類は相いれない。個人間では違うかもしれないけど種族としては事実だ。でも、それでは俺は納得できない。少なくとも走り出すことはできてもどこかで迷走する。


カフェリア:現在進行形で迷ってるからね。


 恨みの一つでもあればいいんだけど。


カフェリア:そんな出来事は起こらない方が幸せだよ。


 そうだな。


カフェリア:迷ったら良いんじゃない? 真っ直ぐな道はそれこそ面白みに欠ける。余分を積み重ねたまえよ少年。


 せめて青年でお願いします。17歳だし。


カフェリア:まだまだお子ちゃまさ。100歳越えてから出直してこい。


 つまり、サーシャもお子様ってこと?


カフェリア:そうそう。妖精は100歳を越えたあたりから深みがますから。


 生きてられるかな。


カフェリア:おや、そこはお気になさらず。延命のやりようはいくらでもある。退屈はさせないし、させてもらうつもりもないからね。


 魔王討伐終了したら、本格奴隷コースか。


カフェリア:不満かい?


 いや、カフェリアの下ならいい。


―――――――――――

所持金:99525マニー、98760ゴールド

貯金額:901700マニー、84913スター

身分証:冒険者証(緑)、騎士章、迷宮探索許可証

武器等:魔法の剣(雷撃、重量変化)、丘の剣、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:ヤーピリオンの腕輪(魔力貯蔵)、竜麟製のペンダント(身体操作)、夜火華の指輪

所持品:開かずの小瓶、黒晶玉、羽ペン、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔法の眼鏡、魔術式連絡紙、大学合格通知書、釣り道具、簡易折り畳みテント、勉強会での集合写真、邪龍の鱗(エリエスの邪龍)

魔法等:流星の魔法、静止の魔眼、幻破りの魔眼

仲間:ミーリャ、ルウォ(キンジオオカミ)

―――――――――――

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