五百八十八日目
太陽暦935年 12月13日(土) ?
ゼノン・クロック 17歳
はてさてなて、とりあえずケル学長はなんてものを造ってるんだと思った。だがまあ、実害は出てないようなので問題はない。
今日は議会を休みにした。考えっぱなしは思考をおかしな方向へと進めていってしまうこともある。机上の空論の上で机上の空論を並べ始めるなんてざらだしな。
今日は休憩も兼ねて王区を歩き回った。
王区の大部分は復旧、復興されており戦争の痕もそれほど残ってはいない。地雷などを設置していればもっと大変なことになっていたのだが、幸いなことにそこまでする陣営は現れなかった。人間だったら絶対やってたと思う。王位は手に入れたいが、その誇り故か手段を選ばない輩は居なかったということだろう。
王区で最近流行っているのは鉱石を燃料とした車の製作である。車と言っても乗れるサイズではなく、タイヤを回して走る物と言った方がいいだろう。最速を目指していろいろと工夫をしているらしい。器用だなって思う。暇があれば俺も触れてみているのだが、全くと言っていいほどわからない。
基軸世界とは単位とかも違うし、そこらへんから学ばなきゃいけないのでハードルが高いのだ。帰るまでにはちょっとした機械が造れるようになりたいなと思う今日この頃なのでした。
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所持金:99525マニー、98760ゴールド
貯金額:901700マニー、84913スター
身分証:冒険者証(緑)、騎士章、迷宮探索許可証
武器等:魔法の剣(雷撃、重量変化)、丘の剣、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー
装備等:ヤーピリオンの腕輪(魔力貯蔵)、竜麟製のペンダント(身体操作)、夜火華の指輪
所持品:開かずの小瓶、黒晶玉、羽ペン、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔法の眼鏡、魔術式連絡紙、大学合格通知書、釣り道具、簡易折り畳みテント、勉強会での集合写真、邪龍の鱗(エリエスの邪龍)
魔法等:流星の魔法、静止の魔眼、幻破りの魔眼
仲間:ミーリャ、ルウォ(キンジオオカミ)
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