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勇者日記  作者: かざむき
魔物の国編
606/611

五百八十二日目

太陽暦935年 12月7日(日) ?

ゼノン・クロック 17歳


 はてさてなて、崩落による鉄道の停止は明日には完全に終わりそうだ。

 適材適所というべきか、こういう力仕事が得意な魔物がいるところは一瞬で復旧作業を終わらせていった。ナヴィーも大活躍だったようで、凄まじい勢いで岩石を喰らっていったようだ。

 こういうのを見ていると下手に統率せずに一人一人得意なことを極めさせて職人集団みたいにしていった方がいいなって思ったり。でも、それはうまくいかない気もするし。何よりも極めても役に立つ才能があるようになんの役にも立たない才能もある。そういう魔物たちをうまくサポートするのが国の役目であるが、・・・いや、仕事しなくても別に生きていけるし娯楽は楽しめる。

 やっぱり国としての機能は最低限しか必要ないんじゃねと思った今日この頃である。まあでも有事の際に秩序を守るための旗印というか、一定の暴力装置は必要だとなるから国は必要なんだろうけどね。


 そうそう、今日ゴクウが興味深いことを言っていた。


「なあゼノン。今まで疑問に思ってなかったんだけど、この岩盤の先って何かあるのかな。」


 岩盤に果てはあるのか、何か空間があるのか、それとも何もなく果てしなく広がっているだけなのか。調査してみるのも面白いかもと思った。 



―――――――――――

所持金:99525マニー、98760ゴールド

貯金額:901700マニー、84913スター

身分証:冒険者証(緑)、騎士章、迷宮探索許可証

武器等:魔法の剣(雷撃、重量変化)、丘の剣、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー

装備等:ヤーピリオンの腕輪(魔力貯蔵)、竜麟製のペンダント(身体操作)、夜火華の指輪

所持品:開かずの小瓶、黒晶玉、羽ペン、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔法の眼鏡、魔術式連絡紙、大学合格通知書、釣り道具、簡易折り畳みテント、勉強会での集合写真、邪龍の鱗(エリエスの邪龍)

魔法等:流星の魔法、静止の魔眼、幻破りの魔眼

仲間:ミーリャ、ルウォ(キンジオオカミ)

―――――――――――

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