五百七十七日目
太陽暦935年 12月2日(火) ?
ゼノン・クロック 17歳
え~、王城の一角が爆発しました。
犯人はハクとカトです。
軽く手合わせをしようとして、カトの槍とハクの刀がぶつかった結果がこの爆発だったらしい。
「爆発はこのガキの炎を跳ね返しただけだ。よって爆発はこのガキが原因だ。」
「僕の炎はあくまでも収束させる法則性にしてあったんだけど、それをかき乱した悪魔が何か言ってるよ。」
下手に言い争いを続けてるとまた争いが始まりそうだったので、責任をうやむやにさせて貰った。対外的には王座を争っているときに残ってた地雷が暴発したということにした。超法的措置というやつである。おそらくだが、単純な戦闘力でこの二人を上回る人達がこの国にはいないので病む負えない措置である。
国という機構は圧倒的な力という暴力装置を要しないと成り立たないということがよくわかった。特に神代の世界はこういう数の暴力でも普通にぶち抜いてくるような野郎がうようよいる世界だ。昔の世界の王やその側近がみんなその国で一番強いというのは当然と言えば当然であった。
「迷惑かけました。すいません」
ちなみにフェリンさんは普通に審判をしていた。ブレーキ役であるのだが、そのブレーキも暴走機関を止めるほど強力ではない。何よりハクとは主従の関係にあるので逆らえないのも仕方ない。というか、最近は近くで生活していることもあって、ところどころ感性が常識とはずれていると言うことが露わになってきている気がする。根が戦闘狂というか、手が出るのが早いとか、強さ第一主義と言いますか。やっぱりこの人も戦いの中で生きてきたんだなってことを実感した。
それはそうと、気が付くとさらっといるケル学長は何なんだろうね?
「やあ王様。ちょっと居候させてもらうよ。」
ケル学長の方はお弟子さんは全員集まったらしい。モールはいなかった。
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所持金:99525マニー、98760ゴールド
貯金額:901700マニー、84913スター
身分証:冒険者証(緑)、騎士章、迷宮探索許可証
武器等:魔法の剣(雷撃、重量変化)、丘の剣、笛、鉄製のブーメラン、鈎爪付のワイヤー
装備等:ヤーピリオンの腕輪(魔力貯蔵)、竜麟製のペンダント(身体操作)、夜火華の指輪
所持品:開かずの小瓶、黒晶玉、羽ペン、魔術基礎(悪魔式)、奪光石、魔法の眼鏡、魔術式連絡紙、大学合格通知書、釣り道具、簡易折り畳みテント、勉強会での集合写真、邪龍の鱗(エリエスの邪龍)
魔法等:流星の魔法、静止の魔眼、幻破りの魔眼
仲間:ミーリャ、ルウォ(キンジオオカミ)
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