560/673
五百三十八日目
太陽暦935年 10月24日(金) ?
ゴクウ 21歳
どうも、ゴクウという。
数日前まではファーティの用心棒をしていた。そして、お前を一方的にライバル視している者だ。
現在だが、お前はファーティとの約束を守るため単身戦いの中に飛び込んで行ってしまった。
俺は、怖くて足が踏み出せなかった。ファーティがいい奴かどうかは置いておいて、友ではあった。だが、この戦乱の中を踏み出せる勇気が俺には出せなかった。
お前やファーティたちと一緒に王区へ攻め込んだときは良かった。でも、一度抜け出してしまうと、冷静に状況を俯瞰してみてしまうと、次の一歩が出なくなった。
お前やお前の知り合いであるフェリンさん達は魔王関係がどうたらって話をしていたよな。そして、俺達魔物がその呪いで欲望が過大になって好戦的になってるとか。
正直、その気は俺にも無いわけじゃない。事実として、王区に突入したときは戦いたくてうずうずしていた。
でもさ、臆病風に吹かれちまった。怖いんだ。逃げたいって願いが増大されていく。ああ、こういうときこそ頭空っぽにして鍛錬に励むべきなんだろうか。
―――――――――――
武器:棍棒「八貫」
―――――――――――




