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勇者日記  作者: かざむき
妖精の国編

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五十日目

太陽暦934年 6月24日 曇り ゼノン=クロック 16歳


 祝五十日目!!!

 どうせ三日坊主で終わると思っていた日記はついに五十日目に到達しました。

 拍手! パチパチパチ!!!


 さて、そんな記念すべき五十日目でございますが、奴隷護送用の馬車の中からお送りしております。悲しいな~。

 昨日まで楽しく話していた百龍の彼についに売られてしまいまして、私は王都にあるオークション会場に馬車に乗って輸送されております。

 友情作戦は失敗に終わった。残念。


 ん? 成功失敗以前に喋んのが楽しかっただろ、だって?

 勿論さ。知らないことを知るっていうのは楽しかった。

 ちなみに、昨日は途中から彼は黙りこんでしまっていたが、今日は普通に話してくれた。そして、普通に売られた。悲しい。

 百龍の妖精の大金が手に入ったときの顔は燦燦と輝いていた。守りたい、この笑顔と思ったが、今の自分の状況を思い出し、余計悲しくなった。


 で、奴隷商の妖精にそのまま縄に繋がれた状態で馬車に乗せられた。

 俺の他には、珍しいのであろう動物がいたり、ギャンブルの末自分を売らざる負えなかった妖精などもいた。あと、積み荷も同じ場所に詰められていた。


「行先は王都のオークションだ! 今回も大儲けするぜ! 野郎共!!!!」

「うおぉぉぉ!!!!」


 外からはこんな感じの雄叫びがあった。外の状況が分からない俺達からすれば突然の大音量だったのでめっちゃびびった。


 そう言えば、今日は面白いことを知った。妖精は一部例外を除いて、鉄に触れている間は魔法が使えなくなるようだ。なので、俺含め一緒に馬車に乗っている妖精たちは皆鉄の何かを身に付けさせられていた。


 あ、でも一つ勘違いしてはいけないことがある。別に鉄に触れているから衰弱する訳ではない。腕力とかの物理面は全く弱体化しないし、魔法とは別枠で持っている異能に関しても防ぐことはできない。例えば、百龍の彼とかは鉄を触っても龍を出し続けていたし、何なら龍の中の一匹がバリバリと鉄の塊を食っていた。

 あと、さっきの例外だが、土の精とかの大枠で括られる奴らはその鉄に触れても魔法が使える例外だ。理由としては「鉄も土の内」らしいからだ。

 何故それで使えると、頭の上に?が浮かんだそこのあなた。魔法とはこういう物だ。理解は諦めてくれ。俺も理解できていない。


 取り敢えず、俺は鉄の鎖に繋がれた状態で馬車に囚われています。


 誰か助けてくれ!!!!!

 もしくは、主人ガチャSSR、UR、隙だらけの逃げやすそうな奴来てくれ!!!!!



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