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『地球とこの星の区別なく、赤子は善玉菌にすっぽり包まれて生まれてきます。善玉菌コーティングは赤子を守る最良のバリアなため、それを破壊する「悪玉菌の多い男性」を遠ざける本能を女性は持っています。不潔な男性を女性が嫌う大本おおもとは、これです。また人が本体を有さない動物だった頃、もしくは文明を獲得していない原始時代の頃、体は今とは比較にならぬほど不潔でした。その環境でも善玉菌コーティングを施せるよう、創造主は妊娠可能になった女性に極めて優秀な悪玉菌駆除能力を期間限定で授けました。それは肌のみならず口内にも及び、お陰で悪玉菌に汚染されていない離乳食を子供に与えることが出来ました。太古の離乳食は、母親が咀嚼し柔らかくした食料だったからです。創造主が授けたこの能力によりその期間の女性は悪玉菌由来の悪臭が男性と比べて極端に少なく、そしてそれを男性は「良い匂い」として感じるようになっていきました。地球人では若い女性だけが持つ、瑞々しい花や果物のような匂いの起源は、これですね。

 しかしこの宇宙のほぼ全ての事柄には、二面性があります。良い面と悪い面の両方を、併せ持っているのです。創造主が期間限定で授けた能力も例外ではなく、油断すると二大悪い面として女性に降りかかってきます。一つは極めて優秀な能力が仇となり、体を清潔に保つ習慣を体得せず期間を終えてしまう女性が想像以上に多いことです。あまりにも恵まれているため、努力の必要性を感じなくなってしまうのです。当該女性はその期間が過ぎると男性以上の悪臭を放つようになりますが、人は自分の体臭に酷く鈍感ですから悲惨な状態になります。私も前世で、そのような女性を大勢見ましたね。

 二大悪い面のもう一つも、極めて優秀な能力が仇となって生じます。体を清潔に保とうとする男性の努力を過小評価したり、男性の悪臭への嫌悪を過度に唱えたりする女性が稀に出るのです。その期間中の女性と同等の努力を男性がしても、創造主直々の能力を持っていないため努力の成果も女性より大きく目減りして当然なのに、過小評価したり嫌悪を過度に唱えたりしてしまうのです。相手の身になって考えられない未熟者にそれが顕著なことから、自業自得だと私は考えています。

 ほぼ全ての事柄に二面性があるのは、言うまでもなく男性の「能力を授けられていない」にも適用されます。その悪い面の筆頭は、いえ地球人男性の飛びぬけて悪い面は、「女の価値は若さ以外にない」と本気で考えていることにあります。大多数の男性がそれに該当し、思い出すだけで腹立たしいというのが本音です。そのような男性をこの星に転生させない白化組織に、無限の感謝を私は捧げます。大っぴらに語られることはありませんが、土台を等しくする感謝をこの星の男性も捧げていると私は考えています。極めて優秀な能力が仇となって生じた二大悪い面を前世で手放した女性のみがこの星に転生し、その報いとして地球では早々に失ってしまう良い香りをほぼ全生涯に渡り女性が保ち続けていることを、この星の男性も感謝していると感じるのです。それでも声高に語られたら配慮不足による低評価を免れませんが、密かに思うことまでは禁じませんし、配慮不足による低評価もしません。ですからたとえ思い当たる節があったとしても、どうか自分を責め過ぎないでください』


 地球人は完全に誤解しているが、人は本来「不老不死の存在」として創造されている。よって本来の状態に戻れば戻るほど人は老い難く死に難くなり、この星の人々はそれに該当し、またこの星より進んだ次の星ではそれがもっと顕著になる。はっきり言うと、20代前半で老化が始まる地球人の方が、宇宙平均からすると異常なのだ。

 地球人の老いが異常に早い理由の一つに、「集合意識に流されている」というのもある。意識していないだけで地球人は、


「40代の人はこれくらい老化した容姿をしていて、50代の人はこれくらい老化した容姿をしていて、60代の人はこれくらい・・・・」


 ということを、アホのように強く考えている。あまりにも強いためそれは人の集合意識となり、またそれを受け入れかつ流されることにより、そのとおりの老けた容姿に人はなっていくのだ。アンチエイジングに精を出す人は、アンチエイジングの効果が肉体に出て老化を遅らせたという理由の他に、「集合意識に抗い老化を遅らせた」という理由もあるってこと。ちなみに心と集合意識を連結する器官は下垂体であり、また本体との共鳴率の低い人ほど下垂体の影響力は強くなっていく。つまり本体との共鳴率が低く下垂体が主導権を握っている人ほどアンチエイジングの効果を得にくく、共鳴率が高く松果体が主導権を握っている人ほどアンチエイジングの効果を得やすいのである。

 脱線ついでにもう一つ脱線しよう。

 俺が去ったころの日本では、擬人化が非常に流行っていた。擬人化という字面だけを見ると桜子さんの発表と無縁に感じるけど、誰もかれもドレもコレも「若い女性になる」のが現実だったんだよね。いやはやホント、心が幼いな!

 ちなみに女性向けスマホアプリの広告を見るに、年下男子に溺愛されるゲームが支持されていたように感じる。女子高生の増長は目を覆うばかりだったし、男も女も似たり寄ったりというのが前世の俺の正直な感想だった。

 話を戻そう。

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