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努力しても一般人。  作者: きゅうりの浅漬け
新たな人生
4/12

父は強し

数週間後


「頑張れ、もう少しだ!」

ダライアスが座りながら手を伸ばす。

「あーあーうー。うーあー。あう!(くそっ、体のコントロールが効かない!頑張れ俺!あと少しだ!)」


ダイナは、はいはいができるようになった!

「ああ、ナターシャ。ダイナがはいはいをしたぞ!」

ダライアスは嬉しそうにダイナへ近づいて、ダイナを抱え上げた。

「もしかしてうちの子は天才なんじゃないか!?」

嬉しそうに頬ずりするダライアス。


「あうー!(やめろ!)」

しかし喋るにはまだ時間がかかりそうだ。


「ええ、天才よ!まだ周りの子ははいはいをできないもの!」


ちなみに現代の子供達は約10ヶ月以内にはほとんどの子供がはいはいを始めるらしい。

そう考えるとダイナはものすごく早くはいはいを習得しているといえる。

まあ、前世の知識があるため当たり前なのだが。


(はあ、はあ、きっつ!まさかはいはいがこんなに辛いだなんて…)





ステータスを見つけてから数週間が過ぎた。

あのあとステータスについて色々調べてみた。


まず、ステータスをしまいたい時、出したい時は頭の中でそれを念じればいいようだ。

ちなみに今のステータスはこんな感じだ。

(ステータスオン!)

――――――――――――――――――――――――


   名前  ダイナ・プラウド

年齢 0歳

職業 なし

LV 0

HP 6/6

MP 1/1

攻撃 4

防御 4

速さ 3


スキル なし


才能 なし


ステータス総合評価 G


――――――――――――――――――――――――



体の成長とともに、HPや攻撃が上がっていくようだ。

そう考えると、攻撃や防御は筋力を数値化したものなのかもしれない。

まあ、時間は大量にあるからゆっくりと調べていこう。


そしてもう一つ、大事なことを知ることができた。

ステータスについて知ってから1週間ほどたったある日、

「ダイナ〜、これがパパのステータスだよ〜。」

と、俺に向かってステータスを見せてきたのだ。

母さんは

「分かるわけないでしょ。」

と呆れていたが、俺はそれを見て、俺以外もステータスを持っているのか、と驚いた。


そして俺がステータスを見ていたことに気づいていたのか、と。


だがこれは後で実験したのだが、見えていないようだった。おそらく見せたいと思わなければ見られないのだろう。


そして父のステータスを見て、俺は驚愕した。


――――――――――――――――――――――――


   名前  ダライアス・プラウド

年齢 26歳

職業 上級剣士

LV 17

HP 900/900

MP 15/15

攻撃 1170(+250)

防御 820

速さ 860


スキル 攻撃アップ中 身代わり 操焔


才能 なし


ステータス総合評価 B


――――――――――――――――――――――――


…強すぎない?

いや、父親が強いことは良いことだよ?

でもさ、攻撃1000超えってどうなのよ。

しかもスキルいっぱいあるし。操焔とかめっちゃかっこいいじゃん。


…職業が上級剣士ってことは兵士とかなのかな?

上級ってことは結構お偉いさんなのかもしれない。


しかしこんなステータスでもBなのか。

かなり強いと思うのだが…上には上があるということなのだろう。




(そうだ!この世界での目標を決めておこう!)

前の世界ではあまり目標を持っていなかった。

だからパッとしなかったのかもしれない。


(よし、とりあえず一つ目だ。)


――――――――――――――――――――――――

目標リスト


父を超える NEW!

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