プロローグ
処女作です!
初めてなので沢山指摘してもらえたら嬉しいです。
基本的に文の書き方は小学校で習ったもののうる覚えなので変なところがあると思いますがご了承ください。
眩しい
もう朝か
重い体を持ち上げ瞼を開ける
目に映るのはよく知っている自分の部屋ではない白く広い空間だった。
「夢か…」とつぶやき再び寝ようとする。
すると後ろから何かが倒れ込んできた。
「いってぇー、急になんだよあの女!ふざっけんなよクエスト周回中だったのによ!」
聞いたことある声だな。
振り向くとそこには小学校からの付き合いがある二人のうちの朝田夕貴がいた。
クラスの人気者で僕らの保護者みたいな人だ、同じ歳とは思えないほど落ち着いている。僕とは真反対な男だけど嫌いになれない。
男の僕でもまたに惚れることがあったりなかったり…
「夕貴?」
「ん?おお、アイアイ!なんでこんなとこにいるんだ?ってかここは何処だ?お前も連れてこられたのか?」
アイアイは僕のあだ名。藍浦葵だからアイアイ。
「連れてこられたってなんだよ?」
「え?違うのか、なんか急に俺の部屋に現れて『あなたは選ばれた』って言ってこっちが喋る隙もなく穴に蹴り飛ばされたんだよ」
「蹴り飛ばされたって乱暴だな。で部屋に急にってど「行きます行きます!行きますから!その危ないもの下ろしてください!」
喋っているとまた聞いた声がする声の方をみるとそこには輪郭がぼやけた縦に長い楕円の穴が見える。
「早く行きなさい。泣いてないで時間がないの。」
次は知らない声が聞こえる。女の人の声だ。そういえば夕貴か女の人がどうとか言ってたな。
「んん!?ありゃ環じゃないか?おーい環!」
新子環名前も顔も中性的だが性格は完全に女性の方。
やる時はやる男らしい心を持っている……がよく泣く。
「夕貴?夕貴だ!夕貴ー助けてぇー」
おお、あんなに泣いてるの初めて見た。
涙と鼻水でグチャグシャになってる顔で振り向き腰を抜かしながら環はこちら側にやってきた。
「おーおー、そんなに泣いてどうした?なんかあいつにやられたのか?」
保護者夕貴が出てきた。
環の頭を撫でて落ち着かせてる。やっぱり頼りになるな。
「あの人、なんか、鎌、鎌みたいな、の持って、急に早くいけって、言ってきて」
んん〜?鎌らしきものは持ってないと思うけどなぁ。
「ほぉーそうかそうか、そりゃ怖かったなあ。」
夕貴と環が話していると女性は音もなく僕の隣にいた。
「ぷぉ!」
思わず変な声が出た
「何ですか?『ぷぉ!』って、まるで人を化け物を見たみたいな目で見て。」
そんな風に見てないんだけどなぁ…
「いや、環があんなに泣くのは初めてだから、何かしたのかなって思ってね」
なんとなくく答えてみる。
「別に私は大したことないしてませんよ。ただ空間を切って貴方達をここに連れてきただけです。」
ほぉーそうですか、空間を切るねぇ、なるほど確かに大したことある。
「空間を切るってどういう事ですか?」
少し頭を低めに質問してみる。
「今は話してる暇はないの。仕事がまだあるから、貴方達を案内したら私は行くから。それじゃ、ついて来て。」
答える気は無し、ですか…
まあ、今はついて行くしかなさそうだし行くか
「夕貴、環行くらしいぞ」
「おお、わかったほら環歩けるか?」
「うう、歩く」
環はいつの間にか泣き止んでた
一体どこに連れて行こうというんだ?