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武器選び


ステータスのほとんどがG…やばいのでは?


「…?…あぁ、大丈夫だ。多分ステータスのほとんどがGだったんだろうがそれは基本的に皆一緒だ、異世界から来た奴はな」


おれの顔から察してくれたのか鎧を着た男はそう言った


よかった…少しホッとした


「さてと、そろそろ行くか」


そう言った鎧を着た男の人は歩き出した、その後ろを俺は慌てて追いかけた





こうして歩いていると此処が異世界だと再確認した

歩いている途中に剣闘士とすれ違った


元の世界では見たことのない施設もあった


…そういえばこの鎧を着た男の人の名前を聞いてなかったな


「あの…」


「ん?」


「貴方の名前を聞いてなかったのですが…」


「あぁ、俺の名前か。俺の名前はフロント、お前の先輩だぞ?ランクはDだ」


フロントさんは俺の前を歩きながらも此方を向きながらそう言った


俺の先輩という事は…この人も剣闘士?衛兵じゃなかったのか…


フロントさんの顔は兜でよく見えないが注意してみると少し顔に傷が付いていた。きっと闘いの中で負ったのだろう


「フロントさんは何故剣闘士に?」


素朴な疑問だった


「…俺は別に答えてもいいが、これから会うであろう奴らにはあんまり聞くなよ?」


「あっ…すいません」


そうだよな…普通に考えて答えたくない事だから…


「俺はありきたりだか借金だ、借金した理由は流石にな…」


「あっ…分かりました、すいませんこんなこと聞いて」


「別にいい…っと、着いたぜここだ」


そう言った彼の前には看板と扉ががあった。扉には【武器庫(G)】と書かれていた


「ほら、入れ」


そう言われた俺は扉のドアノブに手を掛けた




_ガチャ_






扉の先を見た俺は圧倒された





その景色に





目の前には無数の武器があった





剣、槍、弓、馬鹿でかいハンマーなんてのも





剣と言っても複数の種類があった





「どうだ?なかなかの数だろ」


フロントはそう言った


なかなかの数なんてもんじゃないだろ…これは


元の世界では決して見ることのできない武器がそこには沢山置いてあった…この中の一つの武器が俺の武器となる…


「じゃあ、俺はここで待ってるから選んどけ」


そう言ったフロントは扉に体を預けて楽な体制をとっていた



さて、どの武器を選ぶか…


馬鹿でかいハンマーなんて使えるわけがない除外、弓なんて使った事がない除外、無難であろう剣に目を向けた


剣と言ってもロングソードを使えるほど俺は筋力があるとは思えない…


その時気になる武器があった


刃渡りは50cmほどでロングソードほどの長さはなく、柄を含めると70cmほどの剣だった


手に取って見るとフロントから声を掛けられた


「別に周りの武器に当たらなければ軽く振って見ていいぞ〜」


そう言われた俺は周りに気をつけて振ってみた




—シュッ—





—シュッ—




少し重いが振り切れないわけではない、全然扱える…これにしよう、いや、これが良い


そう思った俺はフロントにこれにすると言った


「おっ、グラディウスか、良いと思うぞ」


グラディウス…これがこの武器の名前



そしてこれからの相棒か、これからよろしくな


_キラッ_



その時、俺の気持ちに応えたかの様に光った気がした

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