6.「してやったり。」
テストも終わり行事、用事も大体終わったので再開したいと思います!待ってなかったと思いますがw
こんな駄作を読もうとしてくれてありがとうございます!
明日がテストという日の行動は大きく二つにわかれるのではないだろうか。
「早く寝る派」と「遅くまで勉強してる派」
ちなみに俺は早く寝る派。だってテストの時に寝たらやばくない?先生にバレた時何言われるかわからないからね。そんな事は置いておいて、「早く寝る派」の俺は現在楓山の家で俺による楓山のためのテスト対策が行われている。
「と、まぁこんなもんじゃないか?」
「うん。柏木くんのおかけでだいぶわかって来たよ。」
「赤点は多分大丈夫…なはず。」
「ねぇ、なんでちょっと間をあけたの?すっごく不安なんだけど!」
「おや?もうこんな時間か。」
「ねぇ!お願い!ちゃんと大丈夫って言って!」
楓山の要望をスルーし、時計を見ると時計の針は夜の九時を指していた。
「んじゃ、そろそろ俺は帰るとするよ。」
「あの、柏木くん。雨大丈夫?」
「は?」
言われて気づく。今まで楓山に勉強を教えるのに夢中になっていて気づかなかったがかなりの量の水が地面を叩いて音を立てていた。
「まぁ…問題ないでしょ。」
「傘はあるの…って今日ずっと晴れだったもんね。」
「そゆこと。では。」
「待って!風邪ひいちゃうよ!」
「多少は大丈夫大丈夫。」
「柏木くんが風邪で休んだらダメなの!」
「それはなぜ?」
「そ、それは…」
なぜ俺が休むことを楓山は拒むのか。これは普通の疑問だと思う。
「じゃあどうしろっていうんだ?」
「それなんだけど…うちに泊まっていったら…どうかな…?」
「…本当に止まらせる気なのか?」
「も、もちろん!」
たしかに、この雨の中家に帰るのもちょっとばかし面倒くさいな。お言葉に甘えようかな。
「どうせこの家には私一人しかいないから。」
「いや、それやっぱダメだろ。」
「だ、大丈夫!柏木くんに限って間違いなんてないから!」
「それは俺を男として見ていないと?」
まじか。俺は男として見てもらえてなかったのか。非常に悲しいよボクは。
「そ、そういう訳じゃないけど…」
「俺だって普通の男子高校生だぞ?お前みたいに可愛い女子の家に泊まるってのは結構勇気がいるぞ。」
「か、かわっ?!」
「おっと思わず本音が。」
楓山は自覚していない。自分が可愛いことに。だから『可愛い』という言葉を一言言うと今のようになる。…なんか説明書みたいだね。
「してやったり。」
「もう!からかわないでよ!」
「いや、本音だよ?」
「〜!!」
かわいそうだからやめてあげようか。
ちょっと短めでしたね。
読んでくれてありがとうございます!