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いつだって無我夢中!  作者: はぁる
1/7

1.「好きな人いるのかな。」

なんか、こういうの描いてみたかったんですよね。


読む気になってくれてありがとうございます!

それは出会いの季節である。

新しい学校で友達ができたり

引越しで近所の人と仲良くなったり

新しい発見をしたり

はたまた、運命的な出会いをしたり。






受験戦争が終わり、無事にここ、『煩悩高校』に入学することができた一人。真っ黒な髪の毛が特徴的で身長、体重、成績、顔ともに平凡な少年。柏木かしわぎ すぐは新たな学校生活を楽しむために一歩、また一歩と煩悩高校へと向かっていくのであった。










俺は柏木 直。

今日から晴れて高校一年生である。


「なぁ、すぐー!可愛い人いるかな?!」


俺に話しかけてきたこいつは むらさき 時雨しぐれ

こいつとは幼稚園からの付き合いで今でも仲良くしてもらっている。

顔立ちがよく、性格も上々。髪は茶色がかっていて高身長。

入学式早々注目を浴びている。


「もう、むらさきくん!入学式なんだから緊張感を持たないと!」


この、いかにも真面目そうなセリフを放ったのが 楓山あきやま 紅葉もみじ

黒髪のショートカットヘアー。高校生らしい体つきで顔もよく。ふんわりとした雰囲気の少女。

こいつは中学から仲良くしてもらってる。

あまり頭はよくない…。


「まぁ、そこのアホはほっといて、新しい学び舎が気になるから早く入ろうぜ。」


「おい、入学式早々アホ扱いはやめろ。これでも、入試に合格してるんだからな。」


「おいアホ。勘違いしてるようだがアホと単純に頭が悪い奴は意味が違うからな。」


そう言った瞬間、楓山が目をあからさまに逸らした。

多分、「頭が悪い奴」に反応したんだろう。










入学式が終わり、新入生たちはそれぞれの教室に戻っていく。

ちなみに、時雨と楓山は同じクラスである。


「なぁなぁ、可愛い娘いたか?」


俺と楓山は時雨の相変わらずの態度にため息をついた。


「さぁ、どうだろうな?見つけても教えない。」


「ないわすぐ〜。」


「柏木くん、誰か見つけたの?」


少し不機嫌そうに楓山が問う。


「まさか。見つからないよ、こんな短時間じゃ。」


「そ、そっか…。」


こんな風に高校生活初日は今まで通りの会話で終わった。



帰り道、楓山はさきに別れ俺と時雨の二人になった時。


「なぁ、直。楓山って好きな人いるのかな。」


「それ、毎日聞いてるんだが…。」


「だって気になるじゃんか〜。」


そう、時雨は楓山に好意を抱いている。

あんだけ可愛い娘可愛い娘発言しまくってたのにな。


「安心しろ。手伝える部分は手伝ってやるから。」


俺は恋愛に興味がある。

たが、自分がする恋愛には一切興味がない。

周りがする恋愛に興味があるのだ。


「さすがだ親友!心の友!んじゃ、俺はこのへんでオサラバするぜ!」


「おう!気をつけろよー。」


恋愛に興味がある。

しかし、自分の恋愛には興味がない。

周りがする恋愛に興味があるのだ。

だから俺の目的は、時雨と楓山をくっつけて楽しむ事だ。

これは、中学終盤から目的としている事だ。


「舞台を変えたあの二人をどうやってくっつけるか今から楽しみだな。」


そう呟き、俺は一人帰路についた。








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