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ずばり、世界の事情とは?

「レグルス、貴方には常識的な知識が足りていないわね」


シリウスは思ったのだ、彼女には常識的な知識が足りていないのではないか?と

もしも、そうだとすれば彼女がここまで自己中心的な感情を抱いていても仕方ないのではなかろうか……


レグルスは、涙を軽く拭き取りシリウスに叩かれて腫れてしまった頬を抑えながら問いかけた

「常識的な知識って……何…」

「貴方は今のこの世界で何が起こっているのか、どれくらい分かる?」


「えーと………人の世界では戦争がよく行われてしまうから、そうならない為に私達がこの世界から人の世界へと祈りを捧げているんだよね」


この時にシリウスは確信した、この少女は……レグルスは大まかな世界事情しか知っていないのだ。

「まあ、100点満点中で言うと大体50点位かしらね」


たったこれだけの知識でここまでこれた方がシリウスには気になった、それ程までに知識が少なすぎる


「……良いでしょう、これから私と毎日、少しづつでも私とお勉強しましょう?今の貴方は…レグルスには、残念ながら知識が足りていないわ…」


シリウスがそう言った瞬間、レグルスの目に再び涙が浮かんだ


「酷い……酷いよ!!いくらシリウスさんが優秀な一等星だからって……そんなの…知識が無いのは、いけない事なの?!!ねえ!!」


レグルスは泣き叫んだ。










_彼女を説得する事が予想以上に大変な事だったのだと、シリウスは初めて実感する事になるのだった……_




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