一話目を派手に飾るな!
第一話 ~一話目を派手に飾るな!~
ここは20XX年
医療や科学は進化し俺達が住む街も発展し
景気も良くなり新聞では「バブル再び!?」などとささやかれるようになった
だが、それと同時に発展途上国の間では醜い紛争も頻繁に起こるようになった
そんな時代に解決されていない物事を解決しようとする集団が現れた
それが俺達が務める「解決屋」
この日本に解決されていねぇものを次々と解決していく何でも屋
この物語はその解決屋のストーリーである・・・
戦場で生き残る方法 第一話 ~派手に一話目をかざるな!~
この日は快晴で温かく、実に心地よい、気候だった
「今日はいい天気ですね、獄さん」
と、コーヒーを注ぎながら言葉を放ったのは弥勒院 獅怒
髪は長く、前髪は真中で分かれていて、服は真面目な黒スーツだ
「おいおい、マジか。今日の最高気温30度だって」
テレビをじっと見つめながら言葉を放ったのは覇道 獄
髪は無造作で、服は獅怒がきているスーツと同じだが、かなり適当にきている
「あーァ。いやになるわ、ホント」
「そんなこと言わないでくださいよ。俺だって、真面目にスーツきて仕事してるんですから」
「おめぇは、真面目すぎんだよ。もっとだらけたっていいんだぞ?」
「でも、そうするとキャラが崩れちゃうんで」
「ばぁーろぉー。キャラ何ぞ崩れたっていいんだよ。今までジミーズだった奴が、いきなり暴力団団長に成る奴かっているんだから」
「例えが悪すぎませんか?つか、意味分かんないんですけど」
「ま、キャラは大事だな」
「なんだよそれ!結局趣旨変わってるじゃないですか!」
するとテレビからこんな音が聞こえてきた
「「先日ア○○○○グで有名なサ○○○○○○○○ト社が十五歳以下の行動制限したという行動に、東京都内では、大人も交えての抗議活動が起こっています!」」
「なんか、ヤバそうな記事なんですけど。つかP音入りすぎでしょ」
「なに、コレ?ガキの抗議活動?ま、俺には関係ねぇけどな」
すると、獄が椅子ふんぞり返っていた時に机の上の電話がなった
「解決屋ですけど」
「解決屋さんですか?いま生中継でやってる抗議活動わかりますよね。ちょっと協力してもらえませんか?」
「それって私達も抗議活動に参加しろっていう意味ですか?」
「まぁ・・・。はい」
(ふ、ふざけんじゃねぇ!俺までア○○○○グの抗議活動に出なけりゃなんねぇのか!)
「あのー。スイマセン。私達はたしかに解決はしますけど、こういう活動はすこし遠慮させていただいてもらっていて・・・」
「え・・・。解決屋なのに?」
「恐縮です・・・」
「なら、○chにスレ立ち上げていいですね?「解決屋って役立たず」って」
「待て待て待て。○chはかなり影響力たけぇんだよ!投稿させたら依頼来なくなっちまうじゃねぇか!」
「それなら、来てくださいよ・・・」
「おいおい、なんでこんなのに参加しなきゃいけねぇんだよ・・・」
獄と獅怒は変な格好をさせられ
「規制反対」
とかかれた看板を掲げていた
その二人は多くの人々の中に包まれ行進していたが、いきなり行進が止まった
「「俺達は解明屋だ!サ○○○○○○○○ト社の依頼を受けて、この抗議活動を鎮静させるように頼まれた!」」
獄や獅怒にはあまり聞こえなかったが、前の方がざわめき始めた
「おいおい、なんだ」
「先頭に警察でも入ったんじゃないですか?」
「ったくよ、だからこういうのに参加したくなかったんだよ」
どんどん抗議活動をやっていた人々が消えていく
獄と獅怒は通りやすくなった道を人をかきわけ進んでいくと、そこには黒いスーツを着た集団が壁を作っていた
「あ、あのスーツは・・・」
「解明屋だな」
そして、壁に奥には少し高い台にのり、スピーカーをもっている人物が獄に目を合わせてきた
「「おい、なんでおめぇたちがいるんだ。つか何で、こんな行事に参加してやがる」」
この目を合わせてきた男こそ、解明屋解明長、開城 倭人だ
「うるせぇよ。おめぇこそもっとやることあんだろうが!」
「「てめぇこそ、もっとやることあるだろうが!」」
「ふざけんじゃねぇよ。この格好とか行事にすきで参加してるわけじゃねぇんだよ!」
「「俺かって好きで解明者つれてるわけじゃねぇんだよ!」」
「んだと、コラ!!」
すると、解明者達による壁をつきやぶって白い車が倭人と獄の前に割り込んできた
そして、その車のドアが開くと結城 姫花が座っていた
「結城さん!」
姫花は走って獄の方へ言った
「ゴメン、獄!ちょっと事故に巻き込まれて遅くなっただけだから」
「んなこと、しりたかねぇよ。つか姫花、おめぇ人ひいてんだからな。マジで犯罪犯してるんだからな」
「「おい、そこの女!お前はひき逃げ事件として現行犯逮捕されてぇのか!」」
「だって、気付かなかったんだもん」
「「いやいやいや。気付かなかったとかそれマジだめだから。今百人以上が見てたからね!」
「それじゃ、見逃してくれたらプレゼントあげるからッ!」
「「それはどんなプレゼントだ?」」
すると、姫花が解明屋に方に投げキッスをすると、壁を作っていた、多くの解明者が鼻血をたらして倒れた
「「お、おい、てめぇら。何してんだ!つか、おめぇら○○ばっかじゃねぇか!」」
「開城さん。それはアンタにも降り注ぎますぜ」
「そうだ、倭人。俺も三十近いがまだ○○なんだよ」
倒れた解明者をふんずけながら登場したのは副解明長の神月刃と山崎武だった
「おいおい、なんだ。この○○共。ただの変態じゃねぇーか」
「なんだと、解決屋!どうせ、お前達も○○なんだろ?」
「うるせぇ!つかそのネタやめろ!この場は子供たちも見てるんだぞ!」
すると、スピーカーを口元から離し、台から倭人が飛び降りた
「○○だとか、変態だとかア○○○○グとかサ○○○○○○○○ト社とか、関係ねぇんだよ。ここは解明屋と解決屋の決着をつける場なんだよ」
「言うじゃねぇか、倭人。やってやろじゃねぇの」
すると、獄の腰にさしてあった刀を取りだした
「今日こそ決着だ!獄!」
倭人も刀を取り出し、二人は刀を手に走り出した
そして、獄と倭人の刃がぶつかる大きな音がした
「あ、アレ?これって結局ア○○○○グとかサ○○○○○○○○ト社とか関係なくね?つぅーか俺って始めの方しか話してないよね・・・。つか、終わり方微妙じゃね?」
「そりゃ、早速、ライバルの決着がついたら面白ねぇだろうと思ってカットしておいた」
「カットすんじゃねぇよォォォ!一番大事なとこじゃないですか!」
「んじゃ、第二話楽しみにしとけよ」
「俺の言葉無視してんじゃねェェェ!」