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ドラゴン討伐クエスト

 俺はいつか来るかもしれない魔王狩りとの戦闘に向けて、レベルを上げようとクエストを受けて魔物の森に来ていた。

 レベル上げついでに冒険者ランクも上がるし一石二鳥だな。


「よし……! これで全部か」


 今回は一人で魔物の森に来ていた。いつもならリオサも一緒なのだが、リオサはカナビとナナビの二人と仲間探しをしてくれているため不在だ。

 結構倒したんじゃないか?ステータス確認してみるか。


 レベル20 攻撃力100(+411)魔力94(+383)MP18(+720) 

 称号【魔王】【勇者】 

 スキル【友達の輪】【怪力】【魔力消去】【自動回復】【偽装】【鑑定】

 種族【人間】


 レベルが5も上がってる……!俺頑張ったぞ!クエストも10個くらい消化できたし、一旦ギルドに戻ろうかな。




「お疲れ様です! ユーリウス様! ギルドカードをお預かりしますね!」


 ミルアさんはギルドカードを受け取ると、カウンターの奥に行った。

 今日もミルアさんは女神だ。


「お待たせしました! ギルドカードお返ししますね!」


 ギルドカードを受け取ると、カードの文字が変わっていた事に気付いた。

 お!?冒険者ランクがFからDになってる!?飛び級とかあるのか?それともミス?


「あのー、Fの次ってEじゃないんですか?」


 冷静に考えてみると、この世界ではFの次がEじゃない可能性があるのか。


「はい! 普通はそうなのですが、ユーリウス様は一度に11個のクエストを達成されました。それにより、ランクポイントがDランクに達したようです!」


 ランクの数え方は一緒のようだ。単純にポイントを一気に稼いだから、飛び級しただけとの事らしい。


「ああ! そう言うことでしたか!」


 Dランクか……!ちょっとずつだが確実に上がっている……!とても嬉しい……!Sランクはまだまだ遠いけど……でもこのちょっとずつランクが上がる感じ、ハマっていたゲームのコツコツランクを上げる楽しさ、みたいなのを思い出す。


「そう言えば、ユーリウス様に指名の依頼が来ているのですが……どうされますか? Dランクのユーリウス様が受けるような難易度のクエストではないのですが……」


 指名依頼か。ミルアさんの反応があまりよくない、難易度が高いのだろう。


「どういうクエストなんですか?」


 クエストの内容を聞かない事には受ける受けないは決められない。


「メルドルから南の方に行くと大きな森があるのですが、そこにドラゴンが出たようなのです」

「そのドラゴンの討伐依頼……ですか?」


 ミルアさんがコクンと頷いた。

 ドラゴンか……正直戦いたい。この世界の魔物の強さの平均が分からないから何とも言えないけど、魔物相手に自分がどこまで戦えるか知りたい。


「ドラゴンの討伐依頼ってどのくらいのランクの人が受けるクエストなんですか?」


 ドラゴンと言ったら、ゲーム等ではかなりの高ランククエストだ。ミルアさんの言う通り、本来Dランクという低ランクの冒険者が受けるクエストではない。


「AからSの冒険者が受けるクエストになります。Aランクの冒険者ならパーティーを組んで、Sランクの冒険者ならソロで倒す方もいる……とは聞いたことがあります」


 Sランクの冒険者ならソロか。聞いたことがあるということは、実際には見たことがないという事か。受けるかどうか迷うな……。ってか何で俺を指名してきたんだろう?俺よりランクの高い冒険者なんていくらでもいるはずだけど……。


「それって何で俺なんですか? 他に高ランクの冒険者がいるんじゃ……?」


 ミルアさんが「う~ん」と唸っている。ミルアさんも分かっていないようだ。


「まあ、指名されたんなら受けますよ! 最悪、全力で逃げればいいですし!」


 ミルアさんが心配そうな目をしている。だが冒険者が受けると言った以上、受付のミルアさんは反対が出来ない。


「分かりました……ですが、本当に気を付けてくださいね! 少しでも無理だと思ったらすぐに逃げてください! 生きて帰ってこなかったら本気で怒りますからね!」


 ミルアさん……。安心してください。俺は絶対に生きて帰ってきます……!

 俺はミルアさんに心の中で誓って、ドラゴンが出たという森に向かった。




 ここがドラゴンが出た森かー……。ガルトーヴァの近くの魔物の森より遥かにデカい。何も考えずに歩いているとすぐに迷いそうだ。魔物の森もかなり広い、だが迷う程じゃない。一応、森の中に道があって、歩き回ればどこかに出るからな。けどこの森は見渡す限り木しか見えないし、歩き回っているが道もない。魔物の森はちゃんと入口があるが、この森は入口のような物はなく、その辺の草木の間を通って入ってきた。


 意気揚々と来たはいいけど、出現した場所を聞いてなかった……。歩き回って探すしかないか……?効率が悪すぎるな……。今からでも帰って、ちゃんと場所を聞いてくるか……。

 そう考えていた時だった――


「グゥオオオ!!!!」


 何かの鳴き声のようなものが聞こえた。

 うわ!?ビックリした……。何だ今のは?獣の鳴き声のようだったけど。もしかして……ドラゴンか!?

 俺は鳴き声の聞こえた方に向かった。

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