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実験  作者:
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もっともっともっと潜り込みたい

 書きたいことは、極論を言うとそこにしかなくて、そこからの潜ることに対しての欲求だけは強くある。それはやっぱり本人にとっての遊びの一部なのだと思う。深く深く、沈み遊ぶ。ただ、それだと世界に欠落が出て傾くからバランスが悪くなる。引き出すものの比重の差みたいな。リアルが欠落する。……本人は、頑張ってるのだけれど、やはり、小説のような形態で表出しようとするとその欠落部分があからさまに浮き上がる。世界が描けない。世界の描写はその世界でキャラクターを息づかせるのなら必須だ。慣れていない描写は苦しいし、不安になるかな。変なこと書いてないかな、って。間違った知識だと世界は嘘っぽくなるし、薄っぺらさが増す。その兼ね合いで深く描きやすいキャラクターの心情描写も安っぽいのでは?と不安になり、結局は、資料ばかり読み漁る日々。小説を書く作業が度々止まるのはそのためだ。作者が馬鹿な故の弊害。建築の資料、心理、精神、他には日常にあるものの描写、事細かな部分を書こうとする度に欠落を教えてくるそれ。今の私は、小説という形態で深く潜り込むなんて出来る筈もなく、鬱屈した表出の日々だ。いつかもう少しスムーズに書きたい世界で自由に泳げる日が来るのだろうか、来ないような気しかしない。けれど、資料として集めた色々を執筆途中に貼り付けたり、携帯のメモ機能がそろそろ一杯になり、また移し替える作業を行ったり、ふっ、と知りたいこと以外のことも、興味ある語や出来事が見つかったりして、資料集めという遊びも楽しいような気もしてる。小説を書くことは詩を書くこととはまた違う楽しみがあって嬉しい。それに、小説を書き始めるようになって苦手としていた散文詩も書けるようになるような気がして嬉しい。なんだかおかしな目標に見えるかも知れないが、本人はそれが楽しい。貴重な場所のスペース、有難う御座います。

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