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実験  作者:
3/19

書き出したいものは、精神性とも関わりがあるのか

私は、こちらで何度も何度も書き出して自己分析の為に文章を創作していると書いているけれど、書く度に浮き上がるものがある。それは、欠けたものがあるというところから。……特に、前部分でも書いたが、世界の欠損、欠落という形で浮き上がる。特に小説は、それが表れやすい形態だといえる。詩を書く場合は、欠損した部分があっても、実は構わない。文脈が狂っていてすら表現として大きな枠組みの中で読み解く材料になったりする。たとえば……今思いついた魚という詩の書き出し


『魚』

魚がはねる はねる 跳ね上がる

私、白いそれを まるでぬめった私にかさねたの

遠く重なる青の雪道


実は、この作品のベースを私が思う小説モドキになおすと、下記になる。


『魚』

私の双子の姉は、手足を拘束され、口を塞がれて、ものをいわない白い魚のように何度も何度も跳ね上がった。私の方を恨みの籠もった目で睨みつけながら。私は、その様子を綺麗な姉とは対称的なぬめった私に重ねた。顔は同じでも内側は違うと思っていたの。私たち。けれど、違ったね。あなたと私は同じものを持ってる。その胸の、内側に。まるで、凍り付いて青のように見える雪道に、遠い昔の私たちが重なる。


うー、どうだろ……?この描き方もまだ、小説としては弱いかな……?だからモドキ。私が想像し想定する小説は、どこまでもリアルを浮き上がらせるものだ。心情描写も含めてのそれ。世界の欠損は、その世界の致命的な欠落として、其処に、浮き上がらせる。

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