12/19
満足とは3 ~幸福
たとえば夏目漱石は、作品と普段の人格は違っていたらしいと読んだことがあるし、芥川龍之介は、作品は耽美で美しいと思うこともあるが人格破綻者だったらしいし、たったふたり挙げただけでも、彼らは現実世界で幸福で満足だったのかしら、と首を傾げたくなるけれど、もう一度一周ぐるりと思考してみて、満足だろうと思えてしまう。彼らの作品に彼らが居るからだ。満足はどこにあり、幸福はどこにあるんだろうと考えだしたら、とうとう冬子もおかしくなったな、と……まあ、その内なるだろうと思っていたが、と言われそうなところだが、私は、思う。
ーー満足の先も幸福の位置づけもその方の思うそこから出発するんだって。
その方が、執筆家で食っていけるようになれば幸福だと思考を置くなら、満足は、今の私の考えの位置とは違う。
……全然関係無いのにルイ17世のことを思い出した、




